PostgreSQL 9.4.5文書 | |||
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列挙型(項8.7で解説)に対し、特に列挙型の値をハードコーディングせず簡潔なプログラミングを可能にするいくつかの関数があります。 それらの関数は表9-30で一覧されています。 例は以下のようにして列挙型が作成されていることを想定しています。
CREATE TYPE rainbow AS ENUM ('red', 'orange', 'yellow', 'green', 'blue', 'purple');
表 9-30. 列挙型サポート関数
関数 | 説明 | 例 | 例の結果 |
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enum_first(anyenum) | 最初の入力列挙型の値を返す | enum_first(null::rainbow) | red |
enum_last(anyenum) | 最後の入力列挙型の値を返す | enum_last(null::rainbow) | purple |
enum_range(anyenum) | ある順序付けられた配列にもとづいて入力列挙型の全ての値を返す | enum_range(null::rainbow) | {red,orange,yellow,green,blue,purple} |
enum_range(anyenum, anyenum) | 与えられた2つの列挙型値の範囲を、ある順序付けられた配列として返す。 値は同一の列挙型に拠らなければならない。 始めのパラメータがNULLの場合、結果は列挙型の最初の値から始まる。 2番目のパラメータがNULLの場合、結果は列挙型の最後の値で終端する。 | enum_range('orange'::rainbow, 'green'::rainbow) | {orange,yellow,green} |
enum_range(NULL, 'green'::rainbow) | {red,orange,yellow,green} | ||
enum_range('orange'::rainbow, NULL) | {orange,yellow,green,blue,purple} |
enum_range
の2引数形式を除いて、関数に渡された特定の値はそれら関数が無視することに注意してください。関数は宣言されたデータ型のみ配慮します。
NULLまたはその型の特定値のみが渡され、同一の結果をもたらします。
例が示唆しているように、組み込まれている型名に対してではなく、テーブル列もしくは関数引数にこれらの関数を適用することがより一般的です。