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E.239. リリース7.4.11

リリース日

2006-01-09

このリリースは7.4.10の各種不具合を修正したものです。 7.4メジャーリリースにおける新機能についてはE.250. リリース7.4を参照してください。

E.239.1. バージョン7.4.11への移行

7.4.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、7.4.8より以前のバージョンからアップグレードする場合は、E.242. リリース7.4.8を参照してください。 また、後述のロケールやplperlの問題の影響がある場合、移行後にテキストの列に対するインデックスをREINDEXする必要があるかもしれません。

E.239.2. 変更点

  • トランザクション外または失敗したトランザクション内から発行される、プロトコルレベルのDescribeメッセージを修正しました。 (Tom)

  • 韓国語など、異なる文字の組み合わせを同一のものとみなすロケールにおける文字列比較を修正しました。 (Tom)

    既存のテキスト列に対するインデックスを修正するにはREINDEXが必要になります。

  • plperlが後でロケールを変更できないように、postmasterの起動時にロケール用の環境変数を設定します。

    これは、initdb実行時に通知したロケールと異なるロケールを表す環境変数の下でpostmasterが起動された場合に発生する問題を修正します。 このような条件では、plperlの使用によりインデックスが破損される可能性がありました。 こうした問題が発生していた場合、既存のテキスト列に対するインデックスのREINDEXが必要になります。

  • 長期間存在した、ごく一部の特定のアジア向けマルチバイト文字セットを取り扱う場合のstrpos()と正規表現の不具合を修正しました。(Tatsuo)

  • MD5およびXDESアルゴリズム用のソルト空間をすべて利用できないという、/contrib/pgcryptoのgen_saltの不具合を修正しました。(Marko Kreen, Solar Designer)

    Blowfishおよび標準DES用のソルトには影響ありません。

  • 指定した列数が実際に問い合わせで返される列数と異なる場合にクラッシュせずにエラーを返すように/contrib/dblinkを修正しました。 (Joe)