ALTER STATISTICS — 拡張統計オブジェクトの定義を変更する
ALTER STATISTICSname
OWNER TO {new_owner
| CURRENT_ROLE | CURRENT_USER | SESSION_USER } ALTER STATISTICSname
RENAME TOnew_name
ALTER STATISTICSname
SET SCHEMAnew_schema
ALTER STATISTICSname
SET STATISTICS {new_target
| DEFAULT }
ALTER STATISTICS
は既存の拡張統計オブジェクトのパラメータを変更します。
ALTER STATISTICS
コマンドで明示的に設定されないパラメータは、以前の設定を保持します。
ALTER STATISTICS
を使用するには、その統計オブジェクトを所有していなければなりません。
統計オブジェクトのスキーマを変更するには、新しいスキーマに対するCREATE
権限も持っていなければなりません。
所有者を変更するには、新しい所有者ロールに対してSET ROLE
ができなければなりません。また、そのロールは統計オブジェクトのスキーマに対するCREATE
権限を持っていなければなりません。
(これらの制限は、統計オブジェクトを削除し、そして再作成することによって実現できないことを、所有者を変更することで実現できることがないことを強制するものです。
しかし、スーパーユーザはどの統計オブジェクトの所有者も変更できます。)
name
変更の対象となる統計オブジェクトの名前(オプションでスキーマ修飾可)です。
new_owner
統計オブジェクトの新しい所有者のユーザ名です。
new_name
統計オブジェクトの新しい名前です。
new_schema
統計オブジェクトの新しいスキーマです。
new_target
後続のANALYZE
操作でこの統計オブジェクトについて統計情報を集める目標です。
目標は0から10000の範囲で設定できます。
システムのデフォルトの統計目標(default_statistics_target)を使うように戻すためには、DEFAULT
に設定します。
(値を -1 に設定するのは、同じ結果を得るための古い方法です。)
PostgreSQL問い合わせプランナによる統計情報の使用に関する詳細な情報は14.2を参照してください。
標準SQLにはALTER STATISTICS
コマンドはありません。