Chapter 18. pgtcl

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コマンド
pgtcl コマンドレファレンス情報

pgtcl は、Postgres バッ クエンドとインタフェースを持つフロントエンドプログラム用の tcl パッケ ージです。これにより libpq のほとんどの機能を tcl スクリプトから使用できるようになります。

このパッケージは元々 Jolly Chen 氏によって作成されたものです。

コマンド

Table 18-1. pgtcl コマンド

コマンド説明
pg_connectバックエンドサーバとの接続を開く
pg_disconnect接続を閉じる
pg_conndefaults接続オプションとそのデフォルト値を得る
pg_execバックエンドに問い合わせを送信する
pg_result問い合わせの結果を操作する
pg_selectSELECT 文の結果を繰り返し処理する
pg_listenNOTIFY メッセージ用のコールバックを確立する
pg_lo_creatラージオブジェクトを作成する
pg_lo_openラージオブジェクトを開く
pg_lo_closeラージオブジェクトを閉じる
pg_lo_readラージオブジェクトを読む
pg_lo_writeラージオブジェクトに書き込む
pg_lo_lseekラージオブジェクトの位置をシークする
pg_lo_tellラージオブジェクトの現在のシーク位置を返す
pg_lo_unlinkラージオブジェクトを削除する
pg_lo_importUnix ファイルをラージオブジェクトにインポートする
pg_lo_export ラージオブジェクトを Unix ファイルにエキスポートする

これらのコマンドの詳細は下で記述します。

pg_lo* 処理は Postgres のラージオブジェク ト機能へのインタフェースです。それらの関数は標準的な Unix ファイルシ ステムインタフェース用のファイルシステム関数を真似して設計されていま す。pg_lo_openで返されるファイル記述子が現時点のトランザクションに対 してのみ効力を持っていますので、pg_lo* 処理は BEGIN/END トランザクシ ョンブロックの中で使用されなければなりません。特に、pg_lo_import と pg_lo_export は必ず BEGIN/END トランザクションブロック内で使わなけれ ばいけません。