コンフィギュレーション ファイル

~/.odbc.ini は、ユーザによって指定される psqlODBC ドライバのアクセス 情報が記述されています。 このファイルはWindows レジストリファイルの典型的な慣習をひきずっていますが、 この制限にもかかわらずUNIX上でも動作します。

.odbc.ini ファイルは3つの必須セクションを持っています。 1番目は [ODBC Data Sources] で、あなたが アクセスしたいデータベースそれぞれに付けた任意の名前と説明の一覧です。 2番目の必須セクションはデータソースの仕様で、それぞれのデータ ベースのための項目がそこに1つづつ記載されます。 それぞれの項目 は、 [ODBC Data Sources] で使用されている 名前と同じラベル名を与えられていなければいけませんし、さらに次の 項目を含まなければなりません:

Driver = POSTGRESDIR/lib/libpsqlodbc.so
Database=DatabaseName
Servername=localhost
Port=5432

Tip: PostgreSQL のデータベース名は、通常 単一語(one word)で、保存先を示すパス名を含まないことに注意してください。 PostgreSQL サーバーがデータベースへの 実際のアクセスを管理しますので、あなたはただクライアント からその名前を指定すればよいのです。

他の項目が表示構成をコントロールするために挿入されることもあります。 第3の必須セクションは [ODBC] で、 それには InstallDir というキーワードを含んでいなくては なりません。また、他のオプションを含んでいるかも知れません。

以下は、.odbc.ini ファイルの一例で、 3つのデータベースにアクセスするための情報が記述されています:

[ODBC Data Sources]
DataEntry = Read/Write Database
QueryOnly = Read-only Database
Test = Debugging Database
Default = Postgres Stripped

[DataEntry]
ReadOnly = 0
Servername = localhost
Database = Sales

[QueryOnly]
ReadOnly = 1
Servername = localhost
Database = Sales

[Test]
Debug = 1
CommLog = 1
ReadOnly = 0
Servername = localhost
Username = tgl
Password = "no$way"
Port = 5432
Database = test

[Default]
Servername = localhost
Database = tgl
Driver = /opt/postgres/current/lib/libpsqlodbc.so

[ODBC]
InstallDir = /opt/applix/axdata/axshlib