データベースが作成されたら、次の方法でアクセスすることができます。
SQL コマンドを対話的に入力、編集、実行する PostgreSQL の対話式端末、 psql を使用する方法。
PgAccess や(ODBC経由で) ApplixWare など既存のグラフィカルフロントエンドツールを使用し、データベースの作成や操作を行う方法。これらの手法による実現性については本チュートリアルでは触れません。
提供されている言語インターフェイスの中の 1 つを使用して、独自のアプリケーションを作成する方法。この方法については、PostgreSQL プログラマガイド で詳しく説明されています。
このマニュアルの例題を試すのに、psql から始めてみるのがもよいかもしれません。次のコマンドで mydb データベースにたいし起動がかかります。
% psql mydb
起動されると以下のようなメッセージが表示されます。
Welcome to psql, the PostgreSQL interactive terminal. Type: \copyright for distribution terms \h for help with SQL commands \? for help on internal slash commands \g or terminate with semicolon to execute query \q to quit mydb=>
このプロンプト(mydb=>)は、psql が入力待ち状態にあって、端末モニタが管理している作業領域に SQL 文を入力できることを示しています。 psql プログラムそのものはバックスラッシュ文字(\)で始まる特殊なコマンドに応答します。例えば PostgreSQL SQL のいろいろなコマンドの構文のヘルプは、次のように入力して参照することができます。
mydb=> \h
作業領域への問い合わせを入力し終ったら次のように入力し、作業領域の内容を PostgreSQL サーバへ渡すことができます。
mydb=> \g
これはサーバに問い合わせの処理を促します。問い合わせをセミコロンで終わらせた場合には、「\g」は必要ありません。 psql はセミコロンで終わった問い合わせを自動的に処理します。対話的に入力するのではなく、ファイルから問い合わせを読み込ませたい場合は、以下のようにします。
mydb=> \i myFile
psql から抜けて Unix に戻るには、以下のように入力します。
mydb=> \q
すると psql は終了してコマンドシェルに戻ります(その他のエスケープコードについては、psql のプロンプトで \?と入力してください)。空白(スペース、タブ、改行)は SQL 問い合わせの中で自由に使うことができます。一行のコメントには -- をつけます。ダッシュ記号の後の文末まで全て無視されます。複数行に跨るコメントや行の途中のコメントは、/* ... */ で囲みます。