他のバージョンの文書 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

createlang

名前

createlang -- 新しいPostgreSQL手続き言語の定義

概要

createlang [connection-option...] langname [dbname]
createlang [connection-option...] --list | -l dbname

説明

createlangは、PostgreSQLデータベースに新しいプログラミング言語を追加するためのユーティリティです。 createlangはデフォルトのPostgreSQL配布物に含まれる言語を全て扱うことができますが、それ以外の形式で提供される言語は扱うことはできません。

バックエンドのプログラミング言語はいくつかのSQLコマンドを使用して直接追加することが可能ですが、createlangでは確認を多く行いながら作業が進めることができ、更に使い勝手もよいため、こちらを使用することを推奨します。 詳細についてはCREATE LANGUAGEを参照してください。

オプション

createlang では、下記のコマンドライン引数を指定できます。

langname

定義する手続きプログラミング言語の名前を指定します。

[-d] dbname
[--dbname] dbname

どのデータベースに言語を追加するのかを指定します。 デフォルトでは、現在のシステムユーザ名と同じ名前のデータベースが使用されます。

-e
--echo

実行されるSQLコマンドを表示します。

-l
--list

対象データベース内にすでにインストールされている言語の一覧を表示します。

-L directory

その言語インタプリタが存在するディレクトリを指定します。 通常、そのディレクトリは自動的に検出されます。 このオプションは主にデバッグを目的としたものです。

createlangは以下のコマンドライン引数も接続パラメータとして受け付けます。

-h host
--host host

サーバが稼働しているマシンのホスト名を指定します。 この値がスラッシュから始まる場合、Unixドメインソケット用のディレクトリとして使用されます。

-p port
--port port

サーバが接続を監視するTCPポートもしくはUnixドメインソケットファイルの拡張子を指定します。

-U username
--username username

接続するためのユーザ名を指定します。

-W
--password

強制的にパスワードのプロンプトを表示します。

環境

PGDATABASE
PGHOST
PGPORT
PGUSER

デフォルトの接続パラメータです。

診断

ほとんどのエラーメッセージの意味はそれ自身で理解できるものとなっています。 そうでなければcreatelang--echoオプションを付けて実行し、詳細はそれぞれのSQLコマンドについて確認してください。

注釈

言語を削除するには droplangを使用してください。

pltcl言語をtemplate1データベースにインストールします。

$ createlang pltcl template1

関連項目

droplang, CREATE LANGUAGE