| PostgreSQL 9.1.5文書 | ||||
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pg_freespacemapモジュールは、空き領域マップ(FSM)を検査する手法を提供します。
pg_freespaceと呼ばれる関数、正確に言うと、二つの多重定義された関数を提供します。
これらの関数は、指定されたページ、あるいはリレーションのすべてのページについての、空き領域マップに記録されている値を表示します。
 
デフォルトでは、潜在的なセキュリティ問題が存在するため、これらの関数のPUBLICアクセスは無効にされています。
pg_freespace(rel regclass IN, blkno bigint IN) returns int2FSMを参照して、blknoで指定されたリレーションのページ上の空き領域のサイズを返します。
pg_freespace(rel regclass IN, blkno OUT bigint, avail OUT int2)FSMを参照して、リレーションの各ページの空き領域のサイズを表示します。 リレーションの各ページに対して(blkno bigint, avail int2)が1タプルとなり、これらのタプルのセットが返却されます。
空き領域マップに格納された値は、正確ではありません。 これらの値はBLCKSZ(デフォルトBLCKSZでは32バイト)の1/256の精度で丸められ、また、タプルが挿入や更新されるのと同じように、完全に最新に保たれているわけではありません。
インデックスでは、ページ内の空き領域ではなく、完全に未使用のページが追跡されます。 したがって、その値には意味がなく、単にページが一杯か空かを表します。
注意: バージョン8.4で導入された新しいFSM実装を反映するために、同バージョンでインタフェースが変更されました。
postgres=# SELECT * FROM pg_freespace('foo');
 blkno | avail 
-------+-------
     0 |     0
     1 |     0
     2 |     0
     3 |    32
     4 |   704
     5 |   704
     6 |   704
     7 |  1216
     8 |   704
     9 |   704
    10 |   704
    11 |   704
    12 |   704
    13 |   704
    14 |   704
    15 |   704
    16 |   704
    17 |   704
    18 |   704
    19 |  3648
(20 rows)
postgres=# SELECT * FROM pg_freespace('foo', 7);
 pg_freespace 
--------------
         1216
(1 row)オリジナルバージョンは Mark Kirkwood <markir@paradise.net.nz>によるものです。
バージョン8.4では、Heikki Linnakangas <heikki@enterprisedb.com>により、新しいFSM実装に合うよう書き直されました。