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18.15. 設定済みのオプション

以下の"パラメータ"は読み取り専用で、PostgreSQLのコンパイル時、もしくはインストール時に決定されます。 そのため、これらはpostgresql.confのサンプルから除かれています。 このオプションは、特定のアプリケーション、特に管理用フロントエンドによって注目される可能性があるPostgreSQLの様々な部分の振舞いを報告します。

block_size (integer)

ディスクブロックの容量を報告します。 サーバ構築の際にBLCKSZの値で決定されます。デフォルトの値は8192バイトです。 (shared_buffersの様な)いくつかの構成変数の意味はblock_sizeによって影響されます。 これに関しての情報は項18.4を参照してください。

integer_datetimes (boolean)

PostgreSQLが64ビット整数による日付と時刻のサポート付きで構築されたかどうかを報告します。 PostgreSQLを構築するときに、--disable-integer-datetimesの構成で設定することで無効になります。 デフォルトの値はonです。

lc_collate (string)

テキストどおりのデータが並び替えられたロケールを報告します。 詳細は項22.1 を参照してください。 この値はデータベースが作成されたときに決定されます。

lc_ctype (string)

文字分類を決定するロケールを報告します。 詳細は項22.1を参照してください。 この値はデータベースが作成されたときに決定されます。 通常、これはlc_collateと同一ですが、特殊なアプリケーションでは異なって設定されることがあります。

max_function_args (integer)

関数の引数の最大数を報告します。 サーバを構築する時、FUNC_MAX_ARGSの値で決定されます。 デフォルトの値は100引数です。

max_identifier_length (integer)

最長の識別子の長さを報告します。 サーバ構築時のNAMEDATALENの値より一つ少なく設定されます。 デフォルトのNAMEDATALENの値は64ですので、デフォルトのmax_identifier_lengthは63バイトで、マルチバイト符号化方式を使用している場合、63文字以下になることがあります。

max_index_keys (integer)

インデックスキーの最大値を報告します。サーバ構築の際にINDEX_MAX_KEYSの値で決定されます。デフォルトの値は32キーです。

segment_size (integer)

あるファイルセグメントの中に格納できるブロック数(ページ数)を報告します。 サーバ構築時にRELSEG_SIZEの値で決定されます。 バイト単位の一セグメントファイルの最大容量は、block_size倍のsegment_sizeと等しくなります。デフォルトでは1GBです。

server_encoding (string)

データベース符号化方式(文字セット)を報告します。 データベースが作成された時に決定されます。通常クライアントはclient_encodingの値にのみ注意する必要があります。

server_version (string)

サーバのバージョン番号を報告します。 サーバ構築の際のPG_VERSIONの値によって決定されます。

server_version_num (integer)

サーバのバージョン番号を整数として返します。 この値は、サーバ構築時のPG_VERSION_NUMの値により決まります。

wal_block_size (integer)

WALディスクブロックの容量を報告します。 サーバ構築時にXLOG_BLCKSZの値で決定されます。デフォルトの値は8192バイトです。

wal_segment_size (integer)

WALセグメントファイルのブロック数(ページ数)を報告します。 バイト単位のWALセグメント総容量はwal_block_size倍のwal_segment_sizeに等しくなります。 デフォルトでは16MBです。より詳細は項29.4を参照してください。