ipcclean は現在のユーザが所有権をもつ、全ての共有メモリセグメントとセマフォを削除します。これは PostgreSQL サーバ(postmaster) のクラッシュの後の掃除のための使用を意図したものです。そのサーバを単に再起動することでも、共有メモリとセマフォの掃除は行なわれますので、このコマンドはあまり実用的なユーティリティではないことに注意して下さい。
データベース管理者のみがこのコマンドを実行しなければなりません。複数ユーザによって実行された場合、おかしな動作(クラッシュなど)を引き起こすからです。このコマンドが postmaster が稼働中に実行された場合、postmaster によって割り当てられた共有メモリやセマフォも削除されます。この結果、その postmaster から起動されたバックエンドサーバは通常失敗します。