ALTER USER username [ [ WITH ] option [ ... ] ] ここで、option は以下の とおりです。 [ ENCRYPTED | UNENCRYPTED ] PASSWORD 'password' | CREATEDB | NOCREATEDB | CREATEUSER | NOCREATEUSER | VALID UNTIL 'abstime'
詳細が変更されるユーザ名です。
このアカウントに使われる新しいパスワードです。
このキーワードはパスワードを pg_shadow に暗号化して保存するかどうかを制御します(この選択に関するより詳細については CREATE USER を参照して下さい)。
この句はユーザのデータベースの作成に関する権限を定義します。もし CREATEDB が指定されると、定義されているユーザはユーザ独自のデータベースを作成することができます。NOCREATEDBを使うとユーザにデータベースを作成する権限を与えません。
ユーザが自分で新しいユーザを作成できるかどうかを決定します。このオプションは、さらにそのユーザをすべてのアクセス制限を上書きできるスーパーユーザにします。
ユーザのパスワードの期限が切れる日付(そしてオプションで時刻)です。
ALTER USERはユーザの PostgreSQL アカウントの属性を変更するために使われます。このコマンドで指定されなかった属性は、以前の設定のまま残ります。
データベーススーパーユーザのみがこのコマンドで権限とパスワード有効期限を変更することができます。一般ユーザは自分自身のパスワードのみを変えることができます。
ALTER USER ではユーザグループのメンバ構成を変更することはできません。そのためには ALTER GROUP を使用して下さい。
新しいユーザの作成には CREATE USER を、ユーザの削除には DROP USER を使用して下さい。
ユーザのパスワードを変更するには以下のようにします。
ALTER USER davide WITH PASSWORD 'hu8jmn3';
ユーザの有効期限を変更するには以下のようにします。
ALTER USER manuel VALID UNTIL 'Jan 31 2030';
以下のようにすると、ユーザの権限付与が UTC から 1 時間進んだタイムゾーンで 1998 年 5 月 4 日の正午までであることを指定して、ユーザの有効期限を変更します。
ALTER USER chris VALID UNTIL 'May 4 12:00:00 1998 +1';
ユーザに他のユーザと新しいデータベースを作成する権限を与えるには以下のようにします。
ALTER USER miriam CREATEUSER CREATEDB;