PostgreSQL を使う前に当然ながらインストールする必要があります。オペレーティングシステムのディストリビューションによっては初めから入っていたり、システム管理者がインストール済であったりして、サイトに PostgreSQL が前もってインストールされていることがあります。このような場合、オペレーティングシステムのドキュメントやシステム管理者からどのようにして PostgreSQL にアクセスするかの情報を入手しなければなりません。
PostgreSQL が使えるようになっているか、もしくは試しに使ってみることができるか判断できなければ、自身でインストールするとよいでしょう。難しい作業ではありませんし、かえってよい経験になります。PostgreSQL をインストールするにはスーパーユーザ(root)権限を必要とせず、どんな非特権ユーザでもインストールできます。
自身で PostgreSQL をインストールする場合は、インストール手順を管理者ガイドで確認してください。そしてインストールが完了してから、このドキュメントに戻ってきて下さい。環境変数を適切に設定する節の説明に正確に従っていることを確認して下さい。
システム管理者がデフォルトに従って各種の設定を行っていない場合、多少余分な作業が必要です。例えば、データベースサーバマシンがリモートで稼働している場合、PGHOST 環境変数をデータベースサーバマシンの名前に設定する必要があります。場合によって PGPORT 環境変数もまた設定しなければなりません。最低限度必要なことは、アプリケーションプログラムを起動したとき、データベースに接続できないという警告を受けたらサイト管理者と相談するか、自分ががサイト管理者であればドキュメントを読んでで、環境が正しく設定されているかどうか確認して下さい。これまで説明してきたことが解らなければ次の節に進んでください。