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Chapter 10. データベース管理

Table of Contents
10.1. データベースの作成
10.2. データベースへのアクセス
10.3. データベースの削除

サイト管理者は、PostgreSQLインストレーション全般に渡って管理責任があるとはいっても、インストーレーションの中にあるいくつかのデータベースについては、別途データベース管理者を指名して管理をゆだねることができます。データベースを作成するときにこの管理責任を割り当てます。データベース作成とユーザ登録における明示的な権限をユーザに付与できます。両方の権限を持っているユーザは、PostgreSQL 内でほとんどの管理作業を行えますが、デフォルトではサイト管理者と同じオペレーティングシステム上の権限はありません。

管理者ガイドでは、これらの話題についてより詳細に扱っています。

10.1. データベースの作成

データベースは PostgreSQL 内で CREATE DATABASE コマンドを発行して作成します。 createdb は、Unix コマンドラインからおなじ機能を実行するシェルスクリプトです。

どちらの方法もうまく動作するためには、Postgres バックエンドが稼働していなければいけません。また、コマンドを発行するユーザは PostgreSQLスーパユーザ、またはスーパユーザからデータベース作成の権限を付与されていなければいけません。

コマンドラインから mydb というデータベースを作成するには、次のように入力します。

% createdb mydb

psql からの場合は次のように入力します。

=> CREATE DATABASE mydb;

データベースを作成する権限がなかった場合は以下のメッセージが表示されます。

ERROR:  CREATE DATABASE: Permission denied.

データベースを作成したユーザは自動的にそのデータベースの管理者になります。データベースの名前は英文字から始まり、31 文字以内の名前でなければなりません。 PostgreSQL では、ある特定のサイトのなかでいくつでもデータベースを作成することができます。

管理者ガイドでは、データベース作成について CREATE DATABASE コマンドの進んだオプションを含め、より詳細に説明しています。