サイト管理者は、PostgreSQLインストレーション全般に渡って管理責任があるとはいっても、インストーレーションの中にあるいくつかのデータベースについては、別途データベース管理者を指名して管理をゆだねることができます。データベースを作成するときにこの管理責任を割り当てます。データベース作成とユーザ登録における明示的な権限をユーザに付与できます。両方の権限を持っているユーザは、PostgreSQL 内でほとんどの管理作業を行えますが、デフォルトではサイト管理者と同じオペレーティングシステム上の権限はありません。
管理者ガイドでは、これらの話題についてより詳細に扱っています。
データベースは PostgreSQL 内で CREATE DATABASE コマンドを発行して作成します。 createdb は、Unix コマンドラインからおなじ機能を実行するシェルスクリプトです。
どちらの方法もうまく動作するためには、Postgres バックエンドが稼働していなければいけません。また、コマンドを発行するユーザは PostgreSQL のスーパユーザ、またはスーパユーザからデータベース作成の権限を付与されていなければいけません。
コマンドラインから mydb というデータベースを作成するには、次のように入力します。
% createdb mydb
psql からの場合は次のように入力します。
=> CREATE DATABASE mydb;
データベースを作成する権限がなかった場合は以下のメッセージが表示されます。
ERROR: CREATE DATABASE: Permission denied.
データベースを作成したユーザは自動的にそのデータベースの管理者になります。データベースの名前は英文字から始まり、31 文字以内の名前でなければなりません。 PostgreSQL では、ある特定のサイトのなかでいくつでもデータベースを作成することができます。
管理者ガイドでは、データベース作成について CREATE DATABASE コマンドの進んだオプションを含め、より詳細に説明しています。