★PostgreSQLカンファレンス2024 12月6日開催/チケット販売中★
他のバージョンの文書 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

MOVE

Name

MOVE  --  テーブルの指定された行へカーソルを移動

Synopsis

MOVE [ direction ] [ count ] 
    { IN | FROM } cursor
  

説明

MOVE によってユーザがカーソルの位置を指定した行数だけ動かすことが可能です。MOVEFETCH コマンドと同じように動作しますが、カーソルを移動するだけで行は返しません。

構文と使用方法についての詳細はFETCHを参照してください。

注釈

MOVEPostgreSQL の言語拡張です。

有効な引数の説明はFETCHを参照してください。カーソルの定義はDECLAREを参照してください。トランザクションの詳細はBEGINCOMMIT、そしてROLLBACKを参照してください。

使用方法

カーソルを設定し使用します。

BEGIN WORK;
DECLARE liahona CURSOR  FOR SELECT * FROM films;
-- 最初の5行を飛ばします
MOVE FORWARD 5 IN liahona;
MOVE
-- liahona カーソル内の 6行目を抽出します。
FETCH 1 IN liahona;
FETCH

 code  | title  | did | date_prod | kind   | len
-------+--------+-----+-----------+--------+-------
 P_303 | 48 Hrs | 103 | 1982-10-22| Action | 01:37
(1 row)
-- liahona カーソルを閉じ、作業をコミットします。
CLOSE liahona;
COMMIT WORK;

互換性

SQL92

SQL92 には MOVE 文はありません。代わりに SQL92 は、暗黙的にカーソルを正しい位置に移動しカーソルの絶対位置からFETCH をすることができます。