B.2. 日付/時刻キーワード

表B-1に月名として認識されるトークンを示します。

表B-2に、曜日名として認識されるトークンを示します。

表B-3に、様々な修飾子の目的を持つトークンを示します。

歴史的な理由で、ABSTIMEキーワードは無視されます。 非常に旧いリリースのPostgreSQLにおいては、ABSTIME型で無効な値にはInvalid Abstimeのように警告がだされました。 しかし現在ではこのようなことにはなりませんが、このキーワードは将来のリリースで削除される予定です。

表B-4にPostgreSQLの日付時刻値の入力で認識可能な時間帯の省略形を示します。 これらの名前は日付時刻の出力には必ずしも使用されません。 出力は、現在選択されているtimezoneパラメータの設定に関連付いた公式な時間帯の省略形によって決定されます。 （将来のリリースでは入力でも同様にtimezoneを使用するようになるでしょう。）

このテーブルでは、アルファベット順ではなく、UTCからの隔たりの順で時間帯は構成されています。 これは、認識された簡略形の大文字小文字が違っていても、ローカルの使用法と一致させることが容易にできるよう意図されています。

表B-6は、PostgreSQLでtimezoneパラメータの有効値として認識可能な時間帯の名称を示します。 これらの名前は、概念的、また、実質的にも表B-4で示した名前と異なることに注意してください。 これらの名前のほとんどは、ローカルな夏時間規則を内包していますが、、上で説明した方の名前は単にUTCからの固定オフセットを表現しています。

ほとんどの場合、同一の時間帯に対して複数の等価な名前があります。 この表は原則として時間帯の代表都市の名前でソートしています。

上表に列挙した名前に加え、PostgreSQLは、STDoffsetやSTDoffsetDSTという時間帯名称を受け付けます。 ここで、STDは時間帯の省略形を、offsetは数字でUTCから西方向への時間オフセットを表します。また、DSTは省略可能で、夏時間帯の省略形を表し、指定オフセットより1時間前を意味します。 例えばEST5EDTは、認識可能な時間帯名称でなかったとしても、受け付けられ、USA東海岸時間と同じものとして解釈されます。 夏時間帯名称があると、USA時間帯規則に従うものと仮定されます。 そのため、この機能は北米以外での使用は制限されます。 また、時間帯の省略形の妥当性検査がありませんので、この規定によりおかしな入力を受け付けてしまう可能性が生じます。これには注意が必要です。 例えば、SET TIMEZONE TO FOOBAR0は動作しますが、その後、システムは実際におかしなGMTに対する省略形を使用し続けます。