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9.19. 範囲関数と演算子

範囲型の概要に関しては項8.17を参照してください。

範囲型に対して利用可能な演算子を表9-44に示します。

表 9-44. 範囲演算子

演算子説明結果
= 等しいint4range(1,5) = '[1,4]'::int4ranget
<> 等しくないnumrange(1.1,2.2) <> numrange(1.1,2.3)t
< 未満int4range(1,10) < int4range(2,3)t
> より大きいint4range(1,10) > int4range(1,5)t
<= 以下numrange(1.1,2.2) <= numrange(1.1,2.2)t
>= 以上numrange(1.1,2.2) >= numrange(1.1,2.0)t
@> 範囲を包含するint4range(2,4) @> int4range(2,3)t
@> 要素を包含する'[2011-01-01,2011-03-01)'::tsrange @> '2011-01-10'::timestampt
<@ ・・・により範囲が包含されるint4range(2,4) <@ int4range(1,7)t
<@ ・・・により要素が包含される42 <@ int4range(1,7)f
&& 重複する(共通点を持つ)int8range(3,7) && int8range(4,12)t
<< 厳密に左に位置するint8range(1,10) << int8range(100,110)t
>> 厳密に右に位置するint8range(50,60) >> int8range(20,30)t
&< 右側を越えないint8range(1,20) &< int8range(18,20)t
&> 左側を越えないint8range(7,20) &> int8range(5,10)t
-|- 隣接numrange(1.1,2.2) -|- numrange(2.2,3.3)t
+ 結合範囲numrange(5,15) + numrange(10,20)[5,20)
* 交差範囲int8range(5,15) * int8range(10,20)[10,15)
- 差分範囲int8range(5,15) - int8range(10,20)[5,10)

単純な比較演算子である<><=そして>=は、最初に下限の境界を比較し、それらが等しい場合のみ上限の境界を比較する。 これらの比較演算子は、範囲型のデータに関しては大抵便利なものではありませんが、範囲型へBtreeインデックスを付与するのに必要なため提供されています。

左に位置する/右に位置する/隣接の演算子は、空の範囲が呼ばれた際は常に偽を返します。つまり、空の範囲に対しては、他のどの範囲の前後のどちらであるかは考慮されないということです。

結合範囲と差分範囲演算子は、もし得られる結果が互いに離れた2つの範囲を含む必要がある場合、このような範囲を表現することができないため失敗するでしょう。

範囲型に対して利用可能な関数を表9-45に示します。

表 9-45. 範囲関数

関数戻り値型説明結果
lower(anyrange) 範囲の要素の型範囲の下限lower(numrange(1.1,2.2))1.1
upper(anyrange) 範囲の要素の型範囲の上限upper(numrange(1.1,2.2))2.2
isempty(anyrange) boolean空の範囲か?isempty(numrange(1.1,2.2))false
lower_inc(anyrange) boolean下限は内包されているか?lower_inc(numrange(1.1,2.2))true
upper_inc(anyrange) boolean上限は内包されているか?upper_inc(numrange(1.1,2.2))false
lower_inf(anyrange) boolean下限は無限大か?lower_inf('(,)'::daterange)true
upper_inf(anyrange) boolean上限は無限大か?upper_inf('(,)'::daterange)true

lowerupper関数は、もし範囲が空か対象の境界が無限大だった場合、NULLを返します。 lower_incupper_inclower_inf、そしてupper_inf関数は、空の範囲に対しては全て偽を返します。