libpqは、C言語によるアプリケーションプログラマ用のPostgreSQLインタフェースです。 libpqは、クライアントプログラムからPostgreSQLのバックエンドサーバに問い合わせを渡し、その結果を受け取るためのライブラリ関数の集合です。
libpqは、C++、Perl、Python、Tcl、ECPGなどを含む、PostgreSQLの他の各種アプリケーションインタフェースを支えるエンジンでもあります。 従って、libpqの動作は、これらのパッケージを使用する人にとって重要なものになります。 特に、項31.14、項31.15および項31.18にて、libpqを使用するすべてのアプリケーションのユーザから見える動作を説明します。
本章の最後に、libpqの使い方を示す、いくつかの短いプログラム(項31.21)があります。 また、ソースコード配布物内のsrc/test/examplesディレクトリに、libpqを利用したアプリケーションプログラム一式の例があります。
libpqを使用してフロントエンドプログラムを作成するには、libpq-fe.hヘッダファイルのインクルードと、libpq ライブラリとのリンクが必要です。