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9.4. 文字列関数と演算子

本節では文字列の値の調査や操作のための関数と演算子について説明します。 ここでの文字列とはcharacterデータ型、character varyingデータ型、およびtextデータ型の値を含みます。 補足説明のない限り、下記に挙げている全ての関数はこれら全てのデータ型に対して使用できますが、characterデータ型を使用した場合、自動的に空白文字が詰め込まれるという潜在的作用がありますので注意してください。 ビット文字列データ型に対する専用の関数もいくつかあります。

SQLでは引数の区切りにカンマではなくキーワードを使用する文字列関数をいくつか定義しています。 詳細については表9.6「SQL文字列関数と演算子」を参照してください。 またPostgreSQLは、これらの関数に対して通常の関数呼び出し構文を使用するバージョンを提供します(表9.7「その他の文字列関数」を参照してください)。

注記

PostgreSQLの8.3より前において、これらの関数はいくつかの非文字列データ型の値を警告なしに受け付けたのは、それらデータ型を暗黙的にtext型に型変換していたことによります。 この強制的な変換は、頻繁に予期しない動作の原因となったので削除されました。 しかし、文字列連結演算子(||)は表9.6「SQL文字列関数と演算子」で示されるように、少なくともひとつの入力が文字列型であれば、依然として非文字列入力を受け付けます。 その他の場合、以前と同じ動作が必要なら、textへの明示的な変換を行ってください。

表9.6 SQL文字列関数と演算子

関数戻り値型説明結果
string || string text 文字列結合 'Post' || 'greSQL'PostgreSQL
文字列 || 非文字列 または、 非文字列 || 文字列 text ひとつの非文字列の入力がある文字列結合 'Value: ' || 42Value: 42
bit_length(string) int文字列中のビット数bit_length('jose')32
char_length(string) または character_length(string) int 文字列中の文字数 char_length('jose')4
lower(string) text文字列を小文字に変換lower('TOM')tom
octet_length(string) int文字列中のバイト数octet_length('jose')4
overlay(string placing string from int [for int]) text 部分文字列の置換 overlay('Txxxxas' placing 'hom' from 2 for 4)Thomas
position(substring in string) int指定した部分文字列の場所position('om' in 'Thomas')3
substring(string [from int] [for int]) text 部分文字列の取り出し substring('Thomas' from 2 for 3)hom
substring(string from pattern)textPOSIX正規表現に一致する部分文字列を取り出します。 パターンマッチに関してより詳細は、9.7. パターンマッチを参照してください。 substring('Thomas' from '...$')mas
substring(string from pattern for escape)textSQL正規表現に一致する部分文字列を取り出します。 パターンマッチに関してより詳細は、9.7. パターンマッチを参照してください。 substring('Thomas' from '%#"o_a#"_' for '#')oma
trim([leading | trailing | both] [characters] from string) textcharacters(デフォルトでは空白)で指定された文字のみを含む最も長い文字列を、stringの先頭、末尾、あるいはその両方から削除します。 trim(both 'x' from 'xTomxx')Tom
trim([leading | trailing | both] [from] string [, characters] ) text trim()の非標準版 trim(both from 'xTomxx', 'x')Tom
upper(string) text文字列を大文字に変換upper('tom')TOM

この他、表9.7「その他の文字列関数」に列挙する文字列操作関数が使えます。 そのいくつかは、表9.6「SQL文字列関数と演算子」で列挙した標準SQLの文字列関数を実装するため、内部的に使用されます。

表9.7 その他の文字列関数

関数戻り値型説明結果
ascii(string) int引数の最初の文字のASCIIコード。 UTF8に対しては文字のUnicodeコードポイントを返します。 その他のマルチバイト符号化方式の場合、引数はASCII文字でなくてはなりません。 ascii('x')120
btrim(string text [, characters text]) textcharacters(デフォルトは空白文字)で指定された文字のみを有する最長の文字列を、stringの先頭と末尾から削除します。 btrim('xyxtrimyyx', 'xy')trim
chr(int) text与えられたコードの文字。UTF8では引数はUnicodeコードポイントとして扱われます。 その他のマルチバイト符号化方式で引数はASCII文字を指定するものである必要があります。 NULL (0)文字はテキストデータ型がそのようなバイトを格納することができないので許可されません。 chr(65)A
concat(str "any" [, str "any" [, ...] ]) textすべての引数のテキスト表現を結合します。NULLの引数は無視されます。 concat('abcde', 2, NULL, 22)abcde222
concat_ws(sep text, str "any" [, str "any" [, ...] ]) text第一引数を除くすべての引数を、区切り文字を付けて結合します。 第一引数は区切り文字列として使用されます。 NULLの引数は無視されます。 concat_ws(',', 'abcde', 2, NULL, 22)abcde,2,22
convert(string bytea, src_encoding name, dest_encoding name) bytea文字列をdest_encodingに変換します。 元の符号化方式はsrc_encodingで指定されます。 stringはこの符号化方式で有効でなければなりません。 変換はCREATE CONVERSIONで定義されます。 また、あらかじめ定義された変換もあります。 利用可能な変換については表9.8「組み込みの変換」を参照してください。 convert('text_in_utf8', 'UTF8', 'LATIN1')Latin-1(ISO 8859-1)符号化方式のtext_in_utf8
convert_from(string bytea, src_encoding name) textデータベースの符号化方式に文字列を変換します。 元の符号化方式はsrc_encodingで指定されます。 stringはこの符号化方式で有効なものでなければなりません。 convert_from('text_in_utf8', 'UTF8')現在のデータベース符号化方式のtext_in_utf8
convert_to(string text, dest_encoding name) bytea 文字列をdest_encodingに変換します。 convert_to('some text', 'UTF8')UTF8符号化方式のsome text
decode(string text, format text) byteastringのテキスト表現からバイナリデータを復号します。 formatのオプションはencode()と同じです。 decode('MTIzAAE=', 'base64')\x3132330001
encode(data bytea, format text) textバイナリデータをテキスト表現形式に符号化します。 サポートされているformatは、base64hexescapeです。 escapeは0のバイトと最上位ビットがセットされているバイトを8進数のシーケンス(\nnn)に変換し 、バックスラッシュを二重化します。 encode(E'123\\000\\001', 'base64')MTIzAAE=
format(formatstr text [, formatarg "any" [, ...] ]) text引数の書式をフォーマット文字列に従って整えます。 この関数はC言語関数のsprintfと似ています。 9.4.1. formatを参照してください。 format('Hello %s, %1$s', 'World')Hello World, World
initcap(string) textそれぞれの単語の第一文字を大文字に、残りは小文字に変換します。 ここで単語とは、英数字以外の文字で区切られた、英数字からなる文字の並びのことです。 initcap('hi THOMAS')Hi Thomas
left(str text, n int) text文字列の先頭からn文字を返します。 nが負数の場合、文字列の末尾から|n|文字を切り取った文字列を返します。 left('abcde', 2)ab
length(string) int string内の文字数 length('jose')4
length(string bytea, encoding name )int与えられたencodingでのstring内の文字数。 stringはこの符号化方式で有効でなければなりません。 length('jose', 'UTF8')4
lpad(string text, length int [, fill text]) text文字fill(デフォルトは空白文字)を文字列の前に追加して、stringlengthの長さにします。 stringが既にlengthの長さを超えている場合は(右側が)切り捨てられます。 lpad('hi', 5, 'xy')xyxhi
ltrim(string text [, characters text]) textstringの最初から、characters(デフォルトはスペース)で指定された文字だけを有する最長の文字列を削除します。 ltrim('zzzytrim', 'xyz')trim
md5(string) textstringのMD5ハッシュを計算し、16進数で結果を返します。 md5('abc')900150983cd24fb0 d6963f7d28e17f72
pg_client_encoding() name 現在のクライアントの符号化方式の名前。 pg_client_encoding()SQL_ASCII
quote_ident(string text) text与えられた文字列を、SQL問い合わせ文字列で識別子として使用できるように、適切な引用符を付けて返します。 引用符は、必要な場合(すなわち、文字列に識別子として使用できない文字が含まれる場合や、大文字変換される場合)にのみ追加されます。埋め込まれた引用符は、適切に二重化されます。 例40.1「動的問い合わせの中の値の引用符付け」も参照してください。 quote_ident('Foo bar')"Foo bar"
quote_literal(string text) text与えられた文字列を、SQL問い合わせ文字列で文字リテラルとして使用できるように、適切な引用符を付けて返します。 埋め込まれた単一引用符およびバックスラッシュは、適切に二重化されます。 quote_literalはNULL入力に対してNULLを返すことに注意してください。引数がNULLとなる可能性がある場合、よりquote_nullableの方がしばしば適しています。 例40.1「動的問い合わせの中の値の引用符付け」も参照してください。 quote_literal(E'O\'Reilly')'O''Reilly'
quote_literal(value anyelement)text与えられた値をテキストに変換し、そしてリテラルとして引用符付けします。 埋め込まれた単一引用符とバックスラッシュは適切に二重化されます。 quote_literal(42.5)'42.5'
quote_nullable(string text) text与えられた文字列を、SQL問い合わせ文字列で文字列リテラルとして使用できるように、適切な引用符を付けて返します。 また、引数がNULLの場合、NULLを返します。 埋め込まれた単一引用符およびバックスラッシュは適切に二重化されます。 例40.1「動的問い合わせの中の値の引用符付け」も参照してください。 quote_nullable(NULL)NULL
quote_nullable(value anyelement)text与えられた値をテキストに変換し、そしてリテラルとして引用符付けします。引数がNULLの場合はNULLを返します。 埋め込まれた単一引用符とバックスラッシュは適切に二重化されます。 quote_nullable(42.5)'42.5'
regexp_matches(string text, pattern text [, flags text]) setof text[]stringに対してPOSIX正規表現でマッチし、捕捉されたすべての部分文字列を返します。 より詳細は9.7.3. POSIX正規表現を参照してください。 regexp_matches('foobarbequebaz', '(bar)(beque)'){bar,beque}
regexp_replace(string text, pattern text, replacement text [, flags text]) textPOSIX正規表現に一致する部分文字列を置換します。 より詳細は9.7.3. POSIX正規表現を参照してください。 regexp_replace('Thomas', '.[mN]a.', 'M')ThM
regexp_split_to_array(string text, pattern text [, flags text ]) text[]POSIX正規表現を区切り文字に使ってstringを分割します。 詳しくは9.7.3. POSIX正規表現を参照ください。 regexp_split_to_array('hello world', E'\\s+'){hello,world}
regexp_split_to_table(string text, pattern text [, flags text]) setof textPOSIX正規表現を区切り文字に使ってstringを分割します。 詳しくは9.7.3. POSIX正規表現を参照ください。 regexp_split_to_table('hello world', E'\\s+')hello

world

(2 rows)
repeat(string text, number int) text指定されたnumberの数だけstringを繰り返します。repeat('Pg', 4)PgPgPgPg
replace(string text, from text, to text) textstringに出現する全てのfrom部分文字列をto部分文字列に置換します。 replace('abcdefabcdef', 'cd', 'XX')abXXefabXXef
reverse(str) text 逆順にした文字列を返します。 reverse('abcde')edcba
right(str text, n int) text文字列の末尾からn文字を返します。 nが負数の場合は、文字列の先頭から|n|文字だけ切り取った文字列を返します。 right('abcde', 2)de
rpad(string text, length int [, fill text]) text文字fill(デフォルトはスペース)を文字列に追加して、stringlengthの長さにします。 stringが既にlengthの長さを超えている場合は切り捨てられます。 rpad('hi', 5, 'xy')hixyx
rtrim(string text [, characters text]) textstringの末尾から、characters(デフォルトはスペース)で指定された文字のみを有する最長の文字列を削除します。 rtrim('trimxxxx', 'x')trim
split_part(string text, delimiter text, field int) textstringdelimiterで分割し、その結果から(1から始まるように数える)指定したフィールドを返します。 split_part('abc~@~def~@~ghi', '~@~', 2)def
strpos(string, substring) int指定した部分文字列の位置を特定します(position(substring in string) と同じですが、引数の順序が逆になっていることに注意してください)。 strpos('high', 'ig')2
substr(string, from [, count]) text指定した部分文字列を取り出します(substring(string from from for count)と同じです)。 substr('alphabet', 3, 2)ph
to_ascii(string text [, encoding text]) textstringを他の符号化方式からASCIIに変換します(LATIN1LATIN2LATIN9WIN1250符号化方式からの変換のみをサポートします。) to_ascii('Karel')Karel
to_hex(number int or bigint) textnumberを、同等の16進数表現に変換します。 to_hex(2147483647)7fffffff
translate(string text, from text, to text) textfrom集合内の文字と一致するstringにある全ての文字は、to集合内のそれに対応する文字に置き換えられます。 もしfromtoより長い場合、fromで指定される余分な文字に一致するものは削除されます。 translate('12345', '143', 'ax')a2x5

concatconcat_wsおよびformat関数はVariadicです。従って、キーワードVARIADICで標しをつけられた配列のように、値を連結またはフォーマットした形で受け渡すことが可能です(35.4.5. 可変長引数を取るSQL関数を参照してください)。 配列の要素は関数に対して分割された通常の引数のように扱われます。 もしvariadic配列引数がNULLであれば、concatおよびconcat_wsはNULLを返しますが、formatはNULLを要素を持たない配列と扱います。

9.20. 集約関数内のstring_agg集約関数も参照してください。

表9.8 組み込みの変換

変換名 [a] 変換前の符号化方式変換後の符号化方式
ascii_to_micSQL_ASCIIMULE_INTERNAL
ascii_to_utf8SQL_ASCIIUTF8
big5_to_euc_twBIG5EUC_TW
big5_to_micBIG5MULE_INTERNAL
big5_to_utf8BIG5UTF8
euc_cn_to_micEUC_CNMULE_INTERNAL
euc_cn_to_utf8EUC_CNUTF8
euc_jp_to_micEUC_JPMULE_INTERNAL
euc_jp_to_sjisEUC_JPSJIS
euc_jp_to_utf8EUC_JPUTF8
euc_kr_to_micEUC_KRMULE_INTERNAL
euc_kr_to_utf8EUC_KRUTF8
euc_tw_to_big5EUC_TWBIG5
euc_tw_to_micEUC_TWMULE_INTERNAL
euc_tw_to_utf8EUC_TWUTF8
gb18030_to_utf8GB18030UTF8
gbk_to_utf8GBKUTF8
iso_8859_10_to_utf8LATIN6UTF8
iso_8859_13_to_utf8LATIN7UTF8
iso_8859_14_to_utf8LATIN8UTF8
iso_8859_15_to_utf8LATIN9UTF8
iso_8859_16_to_utf8LATIN10UTF8
iso_8859_1_to_micLATIN1MULE_INTERNAL
iso_8859_1_to_utf8LATIN1UTF8
iso_8859_2_to_micLATIN2MULE_INTERNAL
iso_8859_2_to_utf8LATIN2UTF8
iso_8859_2_to_windows_1250LATIN2WIN1250
iso_8859_3_to_micLATIN3MULE_INTERNAL
iso_8859_3_to_utf8LATIN3UTF8
iso_8859_4_to_micLATIN4MULE_INTERNAL
iso_8859_4_to_utf8LATIN4UTF8
iso_8859_5_to_koi8_rISO_8859_5KOI8R
iso_8859_5_to_micISO_8859_5MULE_INTERNAL
iso_8859_5_to_utf8ISO_8859_5UTF8
iso_8859_5_to_windows_1251ISO_8859_5WIN1251
iso_8859_5_to_windows_866ISO_8859_5WIN866
iso_8859_6_to_utf8ISO_8859_6UTF8
iso_8859_7_to_utf8ISO_8859_7UTF8
iso_8859_8_to_utf8ISO_8859_8UTF8
iso_8859_9_to_utf8LATIN5UTF8
johab_to_utf8JOHABUTF8
koi8_r_to_iso_8859_5KOI8RISO_8859_5
koi8_r_to_micKOI8RMULE_INTERNAL
koi8_r_to_utf8KOI8RUTF8
koi8_r_to_windows_1251KOI8RWIN1251
koi8_r_to_windows_866KOI8RWIN866
koi8_u_to_utf8KOI8UUTF8
mic_to_asciiMULE_INTERNALSQL_ASCII
mic_to_big5MULE_INTERNALBIG5
mic_to_euc_cnMULE_INTERNALEUC_CN
mic_to_euc_jpMULE_INTERNALEUC_JP
mic_to_euc_krMULE_INTERNALEUC_KR
mic_to_euc_twMULE_INTERNALEUC_TW
mic_to_iso_8859_1MULE_INTERNALLATIN1
mic_to_iso_8859_2MULE_INTERNALLATIN2
mic_to_iso_8859_3MULE_INTERNALLATIN3
mic_to_iso_8859_4MULE_INTERNALLATIN4
mic_to_iso_8859_5MULE_INTERNALISO_8859_5
mic_to_koi8_rMULE_INTERNALKOI8R
mic_to_sjisMULE_INTERNALSJIS
mic_to_windows_1250MULE_INTERNALWIN1250
mic_to_windows_1251MULE_INTERNALWIN1251
mic_to_windows_866MULE_INTERNALWIN866
sjis_to_euc_jpSJISEUC_JP
sjis_to_micSJISMULE_INTERNAL
sjis_to_utf8SJISUTF8
tcvn_to_utf8WIN1258UTF8
uhc_to_utf8UHCUTF8
utf8_to_asciiUTF8SQL_ASCII
utf8_to_big5UTF8BIG5
utf8_to_euc_cnUTF8EUC_CN
utf8_to_euc_jpUTF8EUC_JP
utf8_to_euc_krUTF8EUC_KR
utf8_to_euc_twUTF8EUC_TW
utf8_to_gb18030UTF8GB18030
utf8_to_gbkUTF8GBK
utf8_to_iso_8859_1UTF8LATIN1
utf8_to_iso_8859_10UTF8LATIN6
utf8_to_iso_8859_13UTF8LATIN7
utf8_to_iso_8859_14UTF8LATIN8
utf8_to_iso_8859_15UTF8LATIN9
utf8_to_iso_8859_16UTF8LATIN10
utf8_to_iso_8859_2UTF8LATIN2
utf8_to_iso_8859_3UTF8LATIN3
utf8_to_iso_8859_4UTF8LATIN4
utf8_to_iso_8859_5UTF8ISO_8859_5
utf8_to_iso_8859_6UTF8ISO_8859_6
utf8_to_iso_8859_7UTF8ISO_8859_7
utf8_to_iso_8859_8UTF8ISO_8859_8
utf8_to_iso_8859_9UTF8LATIN5
utf8_to_johabUTF8JOHAB
utf8_to_koi8_rUTF8KOI8R
utf8_to_koi8_uUTF8KOI8U
utf8_to_sjisUTF8SJIS
utf8_to_tcvnUTF8WIN1258
utf8_to_uhcUTF8UHC
utf8_to_windows_1250UTF8WIN1250
utf8_to_windows_1251UTF8WIN1251
utf8_to_windows_1252UTF8WIN1252
utf8_to_windows_1253UTF8WIN1253
utf8_to_windows_1254UTF8WIN1254
utf8_to_windows_1255UTF8WIN1255
utf8_to_windows_1256UTF8WIN1256
utf8_to_windows_1257UTF8WIN1257
utf8_to_windows_866UTF8WIN866
utf8_to_windows_874UTF8WIN874
windows_1250_to_iso_8859_2WIN1250LATIN2
windows_1250_to_micWIN1250MULE_INTERNAL
windows_1250_to_utf8WIN1250UTF8
windows_1251_to_iso_8859_5WIN1251ISO_8859_5
windows_1251_to_koi8_rWIN1251KOI8R
windows_1251_to_micWIN1251MULE_INTERNAL
windows_1251_to_utf8WIN1251UTF8
windows_1251_to_windows_866WIN1251WIN866
windows_1252_to_utf8WIN1252UTF8
windows_1256_to_utf8WIN1256UTF8
windows_866_to_iso_8859_5WIN866ISO_8859_5
windows_866_to_koi8_rWIN866KOI8R
windows_866_to_micWIN866MULE_INTERNAL
windows_866_to_utf8WIN866UTF8
windows_866_to_windows_1251WIN866WIN
windows_874_to_utf8WIN874UTF8
euc_jis_2004_to_utf8EUC_JIS_2004UTF8
utf8_to_euc_jis_2004UTF8EUC_JIS_2004
shift_jis_2004_to_utf8SHIFT_JIS_2004UTF8
utf8_to_shift_jis_2004UTF8SHIFT_JIS_2004
euc_jis_2004_to_shift_jis_2004EUC_JIS_2004SHIFT_JIS_2004
shift_jis_2004_to_euc_jis_2004SHIFT_JIS_2004EUC_JIS_2004

[a] 変換名は、標準命名体系に従っています。変換元符号化方式の公式名の内、英数字以外の文字をアンダースコアで置き換え、その後に_to_を付け、そして変換先符号化方式名を同様に処理したものを続けたものです。 したがって、これらの名称は慣習的なコード名とは異なる可能性があります。


9.4.1. format

関数formatは、C関数のsprintf同様の形式で、フォーマット文字列に従ってフォーマットされた出力を生成します。

format(formatstr text [, formatarg "any" [, ...] ])

formatstrは結果がどのようにフォーマットされるかを指定するフォーマット文字列です。 フォーマット指示子が使用されている箇所を除き、フォーマット文字列のテキストは結果に直接コピーされます。 フォーマット指示子は文字列中のプレースホルダとして振舞い、その後に引き続く関数引数がどのようにフォーマットされ、どのように結果に挿入されるかを定義します。 それぞれのformatarg引数はそのデータ型に対する通常の出力規定に従ってテキストに変換され、その後フォーマット指示子に従って、結果文字列に挿入されます。

フォーマット指示子は%文字で始まり、以下の形式をとります。

%[position][flags][width]type

ここで要素フィールドとは以下になっています。

position (省略可能)

形式n$の文字列で、nは出力する引数のインデックスです。 インデックス1はformatstrの後の最初の引数です。 positionが省略されると、一連の中の次の引数がデフォルトとして使用されます。

flags (省略可能)

フォーマット指示子の出力がどのようにフォーマットされるかを制御する追加の任意の要素です。 現在、サポートされているflagはマイナス記号(-)のみで、フォーマット指示子の出力が左詰めになるようにします。 これはwidthフィールドが同時に指定されていない場合効果はありません。

width (省略可能)

フォーマット指示子の出力を表示する最小文字数を指定します。 出力は、幅を満たすのに必要な空白が左または右(flagの-による)に埋め込まれます。 幅が小さすぎても出力が切り詰められることはなく、単に無視されます。 幅は次のいずれかでも指定できます。それらは、正の整数、幅としての次の関数引数として使用する星印 (*)、またはn番目の関数引数を幅として使用する*n$という形式の文字列です。

幅を関数引数から取得する場合、その引数はフォーマット指示子の値に使用される引数より先に消費されます。 幅の引数が負の場合、フィールド長abs(width)の範囲内で結果は(あたかもflagで-が指定されたように)左詰めになります。

type (必須)

フォーマット指示子の出力を生成するのに使用されるフォーマット変換の型。 以下の型がサポートされています。

  • sは引数の値を単純文字列にフォーマットします。 NULL値は空文字列として扱われます。

  • Iは、引数をSQLの識別子として取り扱い、必要ならそれを二重引用符で括ります。 NULL値はエラーです(quote_identと同等です)。

  • Lは引数値をSQLリテラルとして引用符が付けられます。 NULL値は引用符無しの文字列NULLとなります(quote_nullableと同等です)。

上記で説明したフォーマット指示子に加え、特別の並びの%%がリテラル%文字を出力するために使用することもできます。

基本的なフォーマット変換の例を幾つか下記に紹介します。

SELECT format('Hello %s', 'World');
Result: Hello World

SELECT format('Testing %s, %s, %s, %%', 'one', 'two', 'three');
Result: Testing one, two, three, %

SELECT format('INSERT INTO %I VALUES(%L)', 'Foo bar', E'O\'Reilly');
Result: INSERT INTO "Foo bar" VALUES('O''Reilly')

SELECT format('INSERT INTO %I VALUES(%L)', 'locations', E'C:\\Program Files');
Result: INSERT INTO locations VALUES(E'C:\\Program Files')

widthフィールドとflagの-を使用した例を以下に示します。

SELECT format('|%10s|', 'foo');
Result: |       foo|

SELECT format('|%-10s|', 'foo');
Result: |foo       |

SELECT format('|%*s|', 10, 'foo');
Result: |       foo|

SELECT format('|%*s|', -10, 'foo');
Result: |foo       |

SELECT format('|%-*s|', 10, 'foo');
Result: |foo       |

SELECT format('|%-*s|', -10, 'foo');
Result: |foo       |

以下の例はpositionフィールドの使い方を示しています。

SELECT format('Testing %3$s, %2$s, %1$s', 'one', 'two', 'three');
Result: Testing three, two, one

SELECT format('|%*2$s|', 'foo', 10, 'bar');
Result: |       bar|

SELECT format('|%1$*2$s|', 'foo', 10, 'bar');
Result: |       foo|

標準C関数sprintfとは違って、PostgreSQLformat関数は、同一のフォーマット文字列の中でpositionフィールドがあるフォーマット指示子と、それがないフォーマット指示子の混在を許容します。 positionフィールドが無いフォーマット指示子は常に最終の引数が消費された後に次の引数を使用します。 さらに、format関数はフォーマット文字列で使用されるべき全ての関数引数を要求しません。 例を示します。

SELECT format('Testing %3$s, %2$s, %s', 'one', 'two', 'three');
Result: Testing three, two, three

%I および %Lのフォーマット指示子は特に動的SQL命令を安全に構築する場合に便利です。 例40.1「動的問い合わせの中の値の引用符付け」を参照してください。