本書ではこのソフトウェアを"PostgreSQL"と"Postgres" というどちらかの用語で表します。
管理者とは、一般的にサーバのインストールを行い、サーバを稼働させる人間を指します。ユーザとは PostgreSQLシステムの一部を使用、または、使用予定の人間を指します。これらの用語は厳密に定義されるべきではなく、本書ではシステム管理の手順の明確な仮定などはしていません。
ここでは、インストレーションのルートディレクトリとして /usr/local/pgsql/を使用します。また、データベースファイルのディレクトリとしては /usr/local/pgsql/data を使用します。これらのディレクトリは、サイトによって変わります。詳細は 管理者ガイドにて説明します。
コマンド概要では、角括弧([ と ])は省略可能なフレーズやキーワードを意味します。大括弧({ と })に含まれていて、縦線(|)があるものは、どちらを選択してもよいということを意味します。
例では、様々なアカウントやプログラムから実行したコマンドを示しています。Unixシェルから実行したコマンドはドル記号("$")の後に書かれています。rootやpostgresなどのある特定のユーザアカウントから実行したコマンドは注釈や説明がしてあります。 SQL コマンドは"=>" の後、または、内容によっては何も書かれていない場合もあります。
Note: コマンドの注釈はドキュメントすべてを通して統一されていません。ご質問などはドキュメントのメーリングリスト、 <pgsql-docs@postgresql.org>までメールを送って下さい。