ユーザのホームディレクトリの.pgpassまたはPGPASSFILEで設定されるファイルは、接続にパスワードが必要な場合(かつ、他に指定されたパスワードが無かった場合)に使用するパスワードを格納するファイルです。 Microsoft Windowsでは、このファイルの名前は%APPDATA%\postgresql\pgpass.confです。 (ここで%APPDATA%はユーザのプロファイル内のアプリケーションデータディレクトリを示します。)
このファイル内の行の書式は次の通りです。
hostname:port:database:username:password
先頭の4フィールドはそれぞれリテラル値にすることも、あるいは全てに一致する*を使用することもできます。 最初に現在の接続パラメータと一致した行のパスワードフィールドが使用されます。 (従って、ワイルドカードを使用する場合は、始めの方により具体的な項目を入力してください。) 項目として:または\を入力する場合は、\でこれらの文字をエスケープする必要があります。 localhost ホスト名は、ローカルマシンからのhost(TCP)接続と local (Unix ドメインソケット) 接続の両方に一致します。
.pgpassの権限は、グループ、他への全てのアクセスを拒否しなければなりません。 これはchmod 0600 ~/.pgpassといったコマンドによって行います。 権限をこれよりも緩くすると、このファイルは無視されます。 (しかし現在、Microsoft Windowsではこのファイルの権限は検査されません。)