pg_settingsビューはサーバの実行時パラメータにアクセスすることを提供します。基本的にSHOWとSETコマンドの代わりとなるインタフェースです。同時に最大・最小値などのようにSHOWコマンドでは直接入手できないそれぞれのパラメータのいくつかの実状にアクセスする機能を提供します。
表 42-41. pg_settingsの列
名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
---|---|---|---|
name | text | ランタイムコンフィギュレーションパラメータ名 | |
setting | text | パラメータの現在値 | |
category | text | パラメータの論理グループ | |
short_desc | text | パラメータの簡潔な記述 | |
extra_desc | text | 追加で、より詳細なパラメータについての情報 | |
context | text | パラメータ値を設定するための構文 | |
vartype | text | パラメータ型(bool、integer、 real、もしくはstring) | |
source | text | 現在のパラメータ値のソース | |
min_val | text | 容認されている最少のパラメータ値(整数値でない場合はNULL) | |
max_val | text | 容認されている最大のパラメータ値(整数値でない場合はNULL) |
pg_settingsビューには挿入も削除もできませんが更新することは可能です。pg_settings行に適用されるUPDATEは名前付きのパラメータに対してSETコマンドを実行することと同値です。変更は現在のセッションで使用されている値にのみ有効です。もしも後に中止されるトランザクション内でUPDATEが発行されると、トランザクションがロールバックされた時点でUPDATEコマンドは効力を失います。排他制御中のトランザクションがひとたびコミットされると、その効果は他のUPDATEもしくはSETコマンドで上書きされない限りセッションの完了まで保たれます。