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45.55. pg_settings

pg_settingsビューはサーバの実行時パラメータへのアクセスを提供します。 基本的にSHOWSETコマンドの代わりとなるインタフェースです。 同時に最大・最小値などのようにSHOWコマンドでは直接入手できないそれぞれのパラメータのいくつかの実状にアクセスする機能を提供します。

表 45-56. pg_settingsの列

名前説明
nametext実行時設定パラメータ名
settingtextパラメータの現在値
unittext暗黙的なパラメータの単位
categorytextパラメータの論理グループ
short_desctextパラメータの簡潔な説明
extra_desctext追加で、より詳細なパラメータについての説明
contexttextパラメータ値を設定するために必要な文脈
vartypetextパラメータの型(boolenumintegerrealもしくはstring
sourcetext現在のパラメータ値のソース
min_valtext容認されている最小のパラメータ値(数値でない場合はNULL)
max_valtext容認されている最大のパラメータ値(数値でない場合はNULL)
enumvalstext[]許可された列挙パラメータの値(列挙型ではない場合はNULL)
boot_valtextパラメータが設定されていなかったとした場合に仮定されるサーバ起動時のパラメータ値
reset_valtext現状のセッションにおいてRESETによって戻されるパラメータの値
sourcefiletext現状の値が設定されている設定ファイル(設定ファイル以外のソースから設定された値の場合とスーパーユーザ以外から検査された時はNULLとなります)。 設定ファイル内でinclude指示子を使用する時に役に立ちます。
sourcelineinteger現状の値が設定されている設定ファイル内の行番号(設定ファイル以外のソースから設定された値の場合とスーパーユーザ以外から検査された時はNULLとなります。)

pg_settingsビューには挿入も削除もできませんが、更新することは可能です。 pg_settings行に適用されるUPDATEは名前付きのパラメータに対してSETコマンドを実行することと同値です。 変更は現在のセッションで使用されている値にのみ有効です。 もしも後に中止されるトランザクション内でUPDATEが発行されると、トランザクションがロールバックされた時点でUPDATEコマンドは効力を失います。 排他制御中のトランザクションがひとたびコミットされると、その効果は他のUPDATEもしくはSETコマンドで上書きされない限りセッションの完了まで保たれます。