接続サービスファイルにより、libpq接続パラメータをひとつのサービス名に関連付けることができます。
サービス名は、libpq接続によって指定され、関連付けられた設定が利用されます。
これは、接続パラメータをlibpqアプリケーションの再コンパイルをせずに修正できるというものです。
サービス名はPGSERVICE
環境変数を利用することで使用できます。
この接続サービスファイルは、ユーザごとに~/.pg_service.conf
というサービスファイルとすること、または、PGSERVICEFILE
環境変数で指定される場所にすることができます。
また、システム全体についてのファイルとして`pg_config --sysconfdir`/pg_service.conf
とすること、PGSYSCONFDIR
環境変数で指定されたディレクトリに置くことができます。
ユーザ用、システム用のファイルで同名のサービス定義が存在する場合、ユーザ用のものが優先されます。
このファイルは「INIファイル」書式を使用します。 セクション名がサービス名となり、パラメータが接続パラメータです。 32.1.2. パラメータキーワードのリストを参照してください。 以下に例を示します。
# comment [mydb] host=somehost port=5433 user=admin
例となるファイルがshare/pg_service.conf.sample
にあります。