このインストールマニュアルは Postgres v6.5.x 用のものです。
Postgresのインストールを行う前に、 www.postgresql.org にアクセスして最新の情報やパッチ等の確認をして下さい。
このインストールマニュアルは、以下を前提として書かれています:
UNIX互換のコマンドを使用します。下記の情報も参考にして下さい。
特に断ってある場合を除き、デフォルトの設定が使用されています。
postgresというアカウント名は、 Postgres のスーパユーザです。
ソースを展開するディレクトリは /usr/src/pgsqlですが、他の場所にすることもできます。
プログラムをインストールするディレクトリは /usr/local/pgsqlですが、他の場所にすることもできます。
インストール手順の確認は、RedHat Linux version 5.2 の tcsh シェルを使用して行われました。 特に記述が無い場合、それらのコマンドは他のほとんどのシステムで動作するはずです。 ps や tar などのコマンドは、プラットホームやオプションの設定方法により大きく動作が変わってきますので、それらのコマンドを実行する際には、一般的な使用法を心がけてください。
PostgreSQL の Makefile は、GNU make (文中では "gmake" と記述されています) を必要とし、GNU make 以外では動作しません。 もし GNU make が "gmake" ではなく "make" という名前でインストールしてある場合、make というコマンド名を使用してもかまいませんが、インストールを成功させるには GNU make が必須です。
サポート済みプラットフォームに関する最新の情報は、 http://www.postgresql.org/docs/admin/install.htm に有ります。 普通、最近のライブラリを持ったほとんどのUnix互換プラットフォームで Postgres は動作可能です。
Postgres は最低 8MB というメモリーで動作しますが、 regression テストを実行した場合、メモリーを 96MB まで拡張した高速なデュアルCPU の システム上で X-Winsow を動作させた状態でも目を見張るほどの処理スピードの改善が 見られました。 メモリーが多すぎて困ると言うことは有り得ません。
十分なディスクスペースが有るか確認してください。 ソースを展開する /usr/src/pgsql に約 30M バイト、 PostgreSQLのバイナリとデータを保存する /usr/local/pgsql には (データベースを除いて)約 5M バイトが必要です。 また、データベースを新規作成するたびに 1M バイト消費されます。 データベースの大きさは regression test 実行中に約 20M バイトまで大きくなります。 その他にPostgreSQLの配布 tar ファイルの為に約 7M バイト必要になります。
インストールとテストの間は、/usr/local以下に 20M バイト以上、それ以外のデータベース用に 25M バイトの空きスペースを用意することをお勧めします。 ソースファイル、配布 tar ファイル、regression database を消去した後は、1M バイトが新規データベース作成に、そしてテキストファイル時のデータサイズの約5倍のファイル容量がそのデータベース保存の為に必要となります。
ディスク容量の確認には、以下のコマンドを使用します。
$ df -k