| PostgreSQL 9.0.4文書 | ||||
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pg_settingsビューはサーバの実行時パラメータへのアクセスを提供します。 基本的にSHOWとSETコマンドの代わりとなるインタフェースです。 同時に最大・最小値などのようにSHOWコマンドでは直接入手できないそれぞれのパラメータのいくつかの実状にアクセスする機能を提供します。
表 45-56. pg_settingsの列
| 名前 | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| name | text | 実行時設定パラメータ名 |
| setting | text | パラメータの現在値 |
| unit | text | 暗黙的なパラメータの単位 |
| category | text | パラメータの論理グループ |
| short_desc | text | パラメータの簡潔な説明 |
| extra_desc | text | 追加で、より詳細なパラメータについての説明 |
| context | text | パラメータ値を設定するために必要な文脈 |
| vartype | text | パラメータの型(bool、enum、integer、realもしくはstring) |
| source | text | 現在のパラメータ値のソース |
| min_val | text | 容認されている最小のパラメータ値(数値でない場合はNULL) |
| max_val | text | 容認されている最大のパラメータ値(数値でない場合はNULL) |
| enumvals | text[] | 許可された列挙パラメータの値(列挙型ではない場合はNULL) |
| boot_val | text | パラメータが設定されていなかったとした場合に仮定されるサーバ起動時のパラメータ値 |
| reset_val | text | 現状のセッションにおいてRESETによって戻されるパラメータの値 |
| sourcefile | text | 現状の値が設定されている設定ファイル(設定ファイル以外のソースから設定された値の場合とスーパーユーザ以外から検査された時はNULLとなります)。 設定ファイル内でinclude指示子を使用する時に役に立ちます。 |
| sourceline | integer | 現状の値が設定されている設定ファイル内の行番号(設定ファイル以外のソースから設定された値の場合とスーパーユーザ以外から検査された時はNULLとなります。) |
pg_settingsビューには挿入も削除もできませんが、更新することは可能です。 pg_settings行に適用されるUPDATEは名前付きのパラメータに対してSETコマンドを実行することと同値です。 変更は現在のセッションで使用されている値にのみ有効です。 もしも後に中止されるトランザクション内でUPDATEが発行されると、トランザクションがロールバックされた時点でUPDATEコマンドは効力を失います。 排他制御中のトランザクションがひとたびコミットされると、その効果は他のUPDATEもしくはSETコマンドで上書きされない限りセッションの完了まで保たれます。