DROP OPERATOR — 演算子を削除する
DROP OPERATOR [ IF EXISTS ]name
( {left_type
| NONE } , {right_type
| NONE } ) [, ...] [ CASCADE | RESTRICT ]
DROP OPERATOR
はデータベースシステムから既存の演算子を削除します。
このコマンドを実行するには、その演算子の所有者でなければなりません。
IF EXISTS
演算子が存在しない場合でもエラーになりません。 この場合注意メッセージが発行されます。
name
既存の演算子の名前です(スキーマ修飾名も可)。
left_type
演算子の左オペランドのデータ型です。
演算子に左オペランドがない場合は、NONE
と記述します。
right_type
演算子の右オペランドのデータ型です。
演算子に右オペランドがない場合は、NONE
と記述します。
CASCADE
演算子に依存するオブジェクト(その演算子を使用するビューなど)を自動的に削除し、さらにそれらのオブジェクトに依存するすべてのオブジェクトも削除します(5.14参照)。
RESTRICT
依存するオブジェクトがある場合、演算子の削除を拒否します。 これがデフォルトです。
integer
型の累乗を求める演算子a^n
を削除します。
DROP OPERATOR ^ (integer, integer);
bit
型のビット列の補数を求める左単項演算子~b
を削除します。
DROP OPERATOR ~ (none, bit);
bigint
型の階乗を求める右単項演算子x!
を削除します。
DROP OPERATOR ! (bigint, none);
複数の演算子を1つのコマンドで削除します。
DROP OPERATOR ~ (none, bit), ! (bigint, none);
標準SQLにはDROP OPERATOR
文はありません。