pg_aggregateカタログには集約関数の情報が格納されています。集約関数とは、値の集合(多くの場合は問い合わせ条件に該当する各行の1つの列)にある操作を行い、それら全ての値の演算の結果得られる単一の値を返します。集約関数の代表的なものはsum
、count
、そしてmax
です。pg_aggregate内の各エントリは、pg_proc内のエントリの拡張です。pg_procエントリには、集約の名前、入出力データ型、および通常の関数と類似したその他の情報が含まれます。
表 42-2. pg_aggregateの列
名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
---|---|---|---|
aggfnoid | regproc | pg_proc.oid | 集約関数のpg_proc OID |
aggtransfn | regproc | pg_proc.oid | 遷移関数 |
aggfinalfn | regproc | pg_proc.oid | 最終関数(ない時は0) |
aggsortop | oid | pg_operator.oid | 集約関数の内部遷移(状態)データの型 |
aggtranstype | oid | pg_type.oid | 集約関数の内部遷移(状態)データのデータ型 |
agginitval | text | 遷移状態の初期値。外部文字列表現での初期値を含んだテキストフィールド。フィールドがNULL値の場合、推移状態はNULL値で始まります。 |
新しい集約関数はCREATE AGGREGATEコマンドで登録されます。集約関数の書き方や遷移関数の説明などの詳細は項32.10を参照してください。