他のバージョンの文書 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

dropdb

名前

dropdb -- PostgreSQLデータベースを削除する

概要

dropdb [option...] dbname

説明

dropdbは既存のPostgreSQLデータベースを削除します。 このコマンドを実行できるのは、データベースのスーパーユーザまたはデータベースの所有者のみです。

dropdbは、DROP DATABASE SQLコマンドのラッパです。 このユーティリティを使用しても、これ以外の方法でサーバにアクセスして削除しても、特に違いはありません。

オプション

dropdbは、下記のコマンドライン引数を受け付けます。

dbname

削除するデータベース名を指定します。

-e
--echo

dropdbが生成し、サーバに送信するコマンドをエコー表示します。

-i
--interactive

削除を行う前に、確認のためのプロンプトを表示します。

-q
--quiet

応答を表示しないようにします。

またdropdbは、以下のコマンドライン引数を接続パラメータとして受け付けます。

-h host
--host host

サーバが稼働しているマシンのホスト名を指定します。 この値がスラッシュから始まる場合、Unixドメインソケット用のディレクトリとして使用されます。

-p port
--port port

サーバが接続を監視するTCPポートもしくはUnixドメインソケットファイルの拡張子を指定します。

-U username
--username username

接続するユーザ名を指定します。

-W
--password

強制的にパスワードのプロンプトを表示します。

環境

PGHOST
PGPORT
PGUSER

デフォルトの接続パラメータです。

また、このユーティリティは、他のほとんどのPostgreSQLユーティリティと同様、libpqでサポートされる環境変数を使用します(項29.12を参照してください)。

診断

問題が発生した場合、考えられる原因とエラーメッセージについてはDROP DATABASEpsqlを参照してください。 対象ホストでデータベースサーバが稼働していなければなりません。 また、libpqのフロントエンドライブラリの、あらゆるデフォルトの設定や環境変数が適用されることを覚えておいてください。

次のコマンドは、デフォルトのデータベースサーバ上のdemoデータベースを削除します。

$ dropdb demo
DROP DATABASE

次のコマンドはホスト名eden、ポート番号5000で動作しているサーバからdemoデータベースを削除します。 その際、削除の確認、およびバックエンドに送られるコマンドを表示します。

$ dropdb -p 5000 -h eden -i -e demo
Database "demo" will be permanently deleted.
Are you sure? (y/n) y
DROP DATABASE "demo"
DROP DATABASE

関連項目

createdb, DROP DATABASE