pg_settings ビューはサーバの実行時パラメータにアクセスすることを提供します。基本的に SHOW と SET コマンドの代わりとなるインタフェイスです。同時に最大・最小値などのように SHOW コマンドでは直接入手できないそれぞれのパラメータのいくつかの実状にアクセスする機能を提供します。
表 43-34. pg_settings 列
| 名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
|---|---|---|---|
| name | text | 実行時構成パラメータ名 | |
| setting | text | パラメータの現在値 | |
| context | text | パラメータ値を設定するための構文 | |
| vartype | text | パラメータ型(bool、integer、 real、もしくは string) | |
| source | text | 現在のパラメータ値のソース | |
| min_val | text | 容認されている最少のパラメータ値(整数値でない場合は NULL) | |
| max_val | text | 容認されている最大のパラメータ値(整数値でない場合は NULL) |
pg_settings ビューには挿入も削除もできませんが更新することは可能です。pg_settings 行に適用される UPDATE は名前つきのパラメータに対して SET コマンドを実行することと同値です。変更は現在のセッションで使用されている値にのみ有効です。もしも後に中止されるトランザクション内で UPDATE が発行されると、トランザクションがロールバックされた時点で UPDATE コマンドは効力を失います。排他制御中のトランザクションがひとたびコミットされるとその効果は他の UPDATE もしくは SET コマンドで上書きされない限りセッションの完了まで保たれます。