他のバージョンの文書 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

41.35. pg_settings

pg_settings ビューはサーバの実行時パラメータにアクセスすることを提供します。基本的に SHOWSET コマンドの代わりとなるインタフェイスです。同時に最大・最小値などのように SHOW コマンドでは直接入手できないそれぞれのパラメータのいくつかの実状にアクセスする機能を提供します。

表 41-35. pg_settings の列

名前参照先説明
nametext 実行時構成パラメータ名
settingtext パラメータの現在値
categorytext パラメータの論理グループ
short_desctext パラメータの簡潔な記述
extra_desctext 追加で、より詳細なパラメータについての情報
contexttext パラメータ値を設定するための構文
vartypetext パラメータ型(boolintegerreal、もしくは string
sourcetext 現在のパラメータ値のソース
min_valtext 容認されている最少のパラメータ値(整数値でない場合は NULL)
max_valtext 容認されている最大のパラメータ値(整数値でない場合は NULL)

pg_settings ビューには挿入も削除もできませんが更新することは可能です。pg_settings 行に適用される UPDATE は名前つきのパラメータに対して SET コマンドを実行することと同値です。変更は現在のセッションで使用されている値にのみ有効です。もしも後に中止されるトランザクション内で UPDATE が発行されると、トランザクションがロールバックされた時点で UPDATE コマンドは効力を失います。排他制御中のトランザクションがひとたびコミットされるとその効果は他の UPDATE もしくは SET コマンドで上書きされない限りセッションの完了まで保たれます。