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34.56. usage_privileges

usage_privilegesビューは、現在有効なロールに、もしくは現在有効なロールによって与えられた、各種オブジェクト上のUSAGE権限を識別します。 これは今のところ、PostgreSQLでは照合、ドメイン、外部データラッパ、外部サーバ、およびシーケンスに適用します。 オブジェクトと許可を与えた者、許可を受けた者の組み合わせごとに1行があります。

PostgreSQLでは、照合は実際の権限を所有しませんので、このビューは全ての照合に対して所有者からPUBLICに与えられた暗黙の付与できないUSAGE権限を示します。 しかし、その他のオブジェクトの種類は実際の権限を示します。

PostgreSQLでは、シーケンスはUSAGEに加えてSELECTUPDATE権限もサポートします。これらは非標準であるため、情報スキーマのビューでは参照できません。

表 34-54. usage_privilegesの列

名前データ型説明
grantorsql_identifier権限を付与されたロール名
granteesql_identifier権限がそれに与えられたロール名
object_catalogsql_identifierオブジェクトを持つデータベースの名前です(常に現在のデータベースです)。
object_schemasql_identifier適用されるオブジェクトを持つスキーマの名前。そうでなければ空文字列
object_namesql_identifierオブジェクトの名前です。
object_typecharacter_dataCOLLATIONまたはDOMAINまたはFOREIGN DATA WRAPPERまたはFOREIGN SERVERまたはSEQUENCE
privilege_typecharacter_data常にUSAGEです。
is_grantableyes_or_no権限が付与可能であればYES、そうでなければNO