他のバージョンの文書 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

Chapter 7. ODBC インタフェース

Table of Contents
7.1. はじめに
7.2. インストール
7.3. 設定ファイル
7.4. Windows アプリケーション
7.5. ApplixWare
7.5.1. 設定
7.5.2. よくある問題
7.5.3. ApplixWare ODBC 接続のデバッグ
7.5.4. ApplixWare デモの実行
7.5.5. 有用なマクロ

7.1. はじめに

Note: 背景となっている情報は Tim Goeke 氏()によるものです。

ODBC(Open Database Connectivity)とは抽象的な API です。これにより、いろいろな RDBMS サーバと連係するアプリケーションを作成できます。 ODBC は製品に依存しない、フロントエンドとデータベースサーバ間のインタフェースを提供するもので、異った製造者によるサーバであってもユーザあるいは開発者は移植性のあるアプリケーションを組むことができます。

ODBC APIはバックエンド上で ODBC 互換のデータソースと協調して動作します。データソースは、(単純な)テキストファイルでも Oracle あるいは PostgreSQL などの(複雑な)RDBMS であっても構いません。

バックエンドのアクセスは、ODBC ドライバ、あるいはデータにアクセスすることのできるベンダー固有のドライバから行われます。 PostgreSQL 配布物内の psqlODBC はそのようなドライバの一例で、他にもOpenLink ODBC ドライバといったものがあります。

一度 ODBC アプリケーションを作成すれば、データベースのスキーマが同じである限り、ベンダーの種類に関わらず、 どのようなデータベースにでも接続することができる はずです。

例えば、完全に同じデータを持つMS SQL ServerPostgreSQLサーバがあった場合、 ODBC を使うと、Windows アプリケーションは、それらをまったく同じ様に呼び出し、また、それらのバックエンドのデータソースは(Windowsアプリケーションにとって)同じ様に見えます。