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Chapter 3. libpq++ - C++ バインディングライブラリ

Table of Contents
3.1. 序文
3.2. 制御と初期化
3.3. libpq++ クラス
3.3.1. 接続クラス: PgConnection
3.3.2. データベースクラス: PgDatabase
3.4. データベース接続関数
3.5. 問い合わせ実行関数
3.5.1. メインルーチン
3.5.2. SELECT 結果情報の入手
3.5.3. SELECT 結果値の入手
3.5.4. SELECT 以外の結果情報の入手
3.6. 非同期通知
3.7. COPY コマンドに関連した関数

3.1. 序文

libpq++PostgreSQL 用の C++ API です。libpq++PostgreSQL バックエンドサーバへの接続手段をクライアントプログラムに提供するクラスの集合です。これらの接続には、データベースクラスとラージオブジェクトクラスの 2 種類があります。

データベースクラスはデータベースを操作するためのものです。 PostgreSQL バックエンドサーバに全ての種類の SQL 問い合わせやコマンドを送信し、その結果をサーバから受け取ることができます。

ラージオブジェクトクラスはデータベース内のラージオブジェクトを操作するためのものです。ラージオブジェクトインスタンスは通常の問い合わせで PostgreSQL バックエンドサーバへ送信することができますが、何もデータを返さない単純な問い合わせだけをその目的としています。ラージオブジェクトはファイルストリームのように見えるべきものです。将来 C++ のファイルストリーム、cincoutcerr と同様の動作にする予定です。

本章は、libpq C ライブラリ(Chapter 1 を参照) の文書に基づいています。ソース版の配布物の src/interfaces/libpq++/examples に多くの libpq++ のサンプルアプリケーションがあります。