日時 | 2022 年 11月 11日(金)10:00 - 18:00(開場 9:30) |
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場所 | AP日本橋(東京都) 6F(東京駅より徒歩5分) |
イベントURL | https://www.postgresql.jp/jpug-pgcon2022 (English page by Google Translate) |
jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp | |
主催 | 特定非営利活動法人 日本PostgreSQLユーザ会 (JPUG) |
内容 | 午前 2 講演、午後 3 トラック にて 12 講演、クロージングセッション |
予定参観人数 | 150名程度 |
参加費用 | 有償(事前チケット購入 9月15日から発売開始) |
本イベントは終了いたしました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。2023年もPostgreSQLカンファレンスを開催いたします。
ご参加いただいた方は是非ともアンケートの回答をお願いいたします。冊子(または参加証)にURLやQRコードがございまして、そこからアンケートページにお進みいただけます。抽選で PremiumSoft Cyber Tech 様ご提供の Navicat for PostgreSQL 製品が当たります。
昨年のPostgreSQLカンファレンス2021の開催に引き続きまして、今年も PostgreSQL Conference Japan 2022(日本語略称「PostgreSQLカンファレンス2022」を開催いたしました。
当日の撮影写真はこちらです。
■ イベント協賛
協賛いただける企業・団体を募集中です。詳しくはイベント説明資料をご参照のうえ、 jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp 「JPUG カンファレンス担当」までお問い合わせください。
□ プラチナスポンサー
□ ゴールドスポンサー
株式会社アシスト 様
□ シルバースポンサー
■ プログラム
講演スライド資料、講演動画へのリンクを順次追加して参ります。
Room A | Room B | Room C | |
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10:00 - 10:10 | オープニング | ||
10:10 - 11:10 |
【K1】Future Postgres Challenges 逐次通訳有 (PostgreSQL Core Team / EDB) |
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11:10 - 12:10 |
【K2】Evolving PostgreSQL for the cloud 逐次通訳有 (Google) |
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12:10 - 13:10 | 昼食休憩(60 分) | ||
【一般トラック: A】 | 【一般トラック: B】 | 【チュートリアルトラック】 | |
13:10 - 14:00 |
【A1】YugabyteDBの分散SQLアーキテクチャと活用パターンについて [講演資料] (Yugabyte) |
【B1】速習!論理レプリケーション ~基礎から最新動向まで~ [講演資料] (NTT DATA) |
【T1】PostgreSQL開発者がPostgreSQL 15の新機能を徹底解説 [講演資料] (Amazon Web Services) |
14:10 - 15:00 |
【A2】目指せ10倍!?アシストが取り組むPostgreSQLエンジニア倍増計画 (株式会社アシスト) |
【B2】PGOを用いたPostgreSQL on Kubernetes入門 [講演資料] (NTT DATA) |
[講演資料] (NTTデータ) |
15:10 - 16:00 |
【A3】pg_ivm: マテリアライズドビューを高速に更新するための PostgreSQL 拡張モジュール [講演資料] (SRA OSS LLC) |
(PostgreSQLエンタープライズコンソーシアム) |
【T3】PostgreSQLの権限管理 ~ アカウントの操作とRow Level Securityの活用 ~ [講演資料] (合同会社HaveFunTech/株式会社リンケージ) |
16:10 - 17:00 |
【A4】CustomScan APIを使い倒して俺様DBエンジンを実装する [講演資料] (HeteroDB) |
(株式会社ノーチラス・テクノロジーズ) |
(NTT OSSセンタ) |
17:00 - 17:20 | 休憩(20 分) | ||
17:20 - 18:00 |
【クロージング】 国内データベース利用動向調査報告2022 (日本PostgreSQLユーザ会) 武田 一城 |
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18:30 - 20:30 | 懇親会 |
■ 参加チケット
参加チケットはイベントレジストで発売中です。
9月15日から早割チケットを販売開始いたしました。早割期間は 10月14日までです。懇親会のチケットは10月15日から発売いたします。
□協賛会員様のご招待枠
協賛会員様におきましては、例年通りご協賛口数分のご招待枠を提供いたします。
詳細につきましては別途ご案内いたします。
■講演募集
応募は終了しております。沢山のご応募ありがとうございました。
本カンファレンスでの講演を募集いたします。午後からの 12セッションの一つとして講演を実施いただきます。 テーマは PostgreSQLに関連する話題であれば何でも構いません。
講演者氏名、連絡先、タイトル、アブストラクト(200文字以内程度の文面による講演内容の概略)を記載のうえ、 jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp 「JPUG カンファレンス担当」まで【講演応募】の表題を付けた電子メールにてお送りください。その他の条件は下記箇条書きの通りです。
募集締め切りは 2022年 8月 31日です。講演料のご用意はございません。ただし、チュートリアルセッションで講演いただく場合には特典をご用意しております。国内で、開催地から 100Km を超える所在の講演者様には出張費用を当会規定に基づきお支払いたします。時間は50分間です。質疑時間を含めますので、40分~45分程度で構成ください。当日配布資料の原稿は 2022年 10月 15日までに作成、お送りいただきます。希望により配布冊子には含めないことも可能です。また、紙面と当日表示が異なる形態でも構いません。
■実行委員/スタッフの募集
本イベントの実行委員や当日スタッフも募集しております。
本イベントの実行委員として参画いただける方を下記の条件にて募集いたします。お問い合わせ先メールアドレス宛に氏名、PostgreSQLやイベント運営に関する略歴、意気込みを記載してお申し込みください。
- ハンドルネーム、匿名での参加はできません。
- 必要経費を支給いたしますが、委員の報酬はございません。
- 本カンファレンスに関係者として参加できます。
- 担当いただく役割は決まっておりません。事前準備の様々な仕事の一部を担当いただきます。
本イベント当日にスタッフとして参加いただける方を下記の条件にて若干名募集いたします。お問い合わせ先メールアドレス宛に氏名、意気込みを記載してお申し込みください。
- 基本的には当日 8:00 前に現地に集合いただきます。
- 参加チケット購入は不要です。ただし、懇親会に参加するのに懇親会チケットは必要です。
- 日当、交通費の支給はございません。Tシャツとお弁当が支給されます。
- 配布物準備、会場設営/撤収、受付、セッション司会や副司会の作業を実施いただきます。
- (座席はお客様優先として)業務が無いときにセッションを聴講できます。
- ハンドルネーム、匿名でのスタッフ参加はできません。
■プログラム詳細
【K1】Future Postgres Challenges
PostgreSQL Core Team / EDB
Bruce Momjian
(英語:逐次通訳あり)
Postgres has been a vibrant project for decades, and probably will be popular for decades to come. However, as with any complex endeavor, challenges are always lurking. This talk explores the many project, competitive, and technical challenges in the future that could derail its success. By exploring these challenges, we will be better able to avoid them.
Postgres は数十年にわたって活気に満ちたプロジェクトであり、おそらく今後数十年にわたって人気があるでしょう。しかし、複雑な取り組みと同様に、課題は常に潜んでいます。この講演では、その成功を妨げる可能性のある、将来の多くのプロジェクト、競争、技術的な課題を探求します。これらの課題を探求することで、それらをよりよく回避できるようになるでしょう。
【K2】Evolving PostgreSQL for the cloud
(Google)
Sandy Ghai
(英語:逐次通訳あり)
PostgreSQL is in many ways the perfect database for the cloud: it’s portable, extensible, and has a wealth of enterprise features and a fantastic developer community. We’ll discuss how organizations use PostgreSQL in Google Cloud, and how the cloud helps you with benefits like scale, availability, security, ease of management, and increased data analytics with services like Cloud SQL, AlloyDB, and Cloud Spanner. We’ll focus on how we used Google Cloud capabilities like disaggregated compute and storage and machine learning to build our AlloyDB database, and show how it achieves accelerated performance and high availability.
PostgreSQL は多くの点でクラウドに最適なデータベースです。 ポータビリティや拡張性があり、豊富なエンタープライズ機能と素晴らしい開発者コミュニティを備えています。 本セッションでは、Google Cloud でお客様が PostgreSQL をどのように使用しているかについてお話します。 そして、クラウドがどのようにスケール、可用性、セキュリティ、管理のしやすさ、Cloud SQL、AlloyDB、Cloud Spanner などのサービスによるデータ分析の向上などの点でどのように利点をもたらすかについて説明します。 その上で、コンピューティングとストレージの分離、機械学習などの Google Cloud が持つ経験と知識を活用して AlloyDB データベースを構築した背景と、AlloyDB がどのようにパフォーマンスの高速化と高可用性を実現しているかについてお話したいと思います。
【A1】YugabyteDBの分散SQLアーキテクチャと活用パターンについて
(YugabyteDB)
市村 友寛
YugabyteDB はオープンソースの分散SQL です。PostgreSQL互換、可用性、拡張性、地理分散、そしてマルチクラウドにデプロイ可能なデータベースとして、国内外でも活用事例が増えております。 PostgreSQL と Cassandra に対応したクエリレイヤと、RocksDB をベースに独自実装したDocDB によるストレージレイヤから構成されるアーキテクチャ概要から、クラスタトポロジーやデプロイメントのパターン、活用事例など、YugabyteDB についてのご理解を深めていただき、多くの人に分散SQL のメリットを感じて頂ければと思います。
【A2】目指せ10倍!?アシストが取り組むPostgreSQLエンジニア倍増計画
(株式会社アシスト)
小林 栄治
アシストでは10年以上EDB/PostgreSQL製品の技術サービスを提供してきました。 近年はお客様から引き合いが多く、アシストのEDB/PostgreSQLビジネスは2015年から年間1.5倍超の成長を続けています。 一方で、PostgreSQLのエンジニア不足が課題になりつつあるのもまた事実です。 この課題を解決すべく、アシストでは様々な取り組みを進めています。 本日はその一部をご紹介します。
【A3】pg_ivm: マテリアライズドビューを高速に更新するための PostgreSQL 拡張モジュール
(SRA OSS LLC)
長田 悠吾
マテリアライズドビューはクエリの実行結果をデータベースに保存しておくことで応答を高速化する一方、テーブルが更新された場合にはその内容を最新化しなければならないという課題があります。 増分ビューメンテナンス(Incremental View Maintenance, IVM)はこのマテリアライズドビューの最新化を高速に行う手法であり、クエリを一から再実行するのではなく、テーブルに発生した変化に応じた差分のみを計算しビューに適用します。 本講演ではPostgreSQL に増分ビューメンテナンス機能を提供する拡張モジュールであるpg_ivmについてご紹介します。
【A4】CustomScan APIを使い倒して俺様DBエンジンを実装する
(HeteroDB)
海外 浩平
PostgreSQL には多種多様な拡張モジュールの呼び出し API が用意されており、これらを用いてかなり自由度の高い機能拡張を行う事ができます。 本セッションでは、その中でも SQLエグゼキュータの機能拡張に適しており、CitusDB (Microsoft) や Google AlloyDB、HeteroDB PG-Strom などでも独自の実行エンジンを実装するために用いられている CustomScan API の使い方を解説します。 主に開発者向けの内容ではありますが、CustomScan API のふるまいを通してエグゼキュータの理解を深めたい DB管理者、DBユーザにもお勧めです。
【B1】速習!論理レプリケーション ~基礎から最新動向まで~
(NTT DATA)
鳥越 淳
論理レプリケーションは、バージョン10で登場以来、数々の改善・機能強化を重ねています。 柔軟なレプリケーションを実現する技術としての期待はあるものの、その仕組みや成熟度、必要な運用がわからないため、利用を躊躇される方も多いのではないでしょうか。 本講演では、論理レプリケーションは初めてという方、ある程度知っているが近年の状況は把握していないという方を対象に、基本的な仕組みを押さえた上で、バージョン15を含む最新の動向、ユースケース、利用時の注意点などを解説します。
【B2】PGOを用いたPostgreSQL on Kubernetes入門
(NTT DATA)
加藤 慎也
Kubernetes上で PostgreSQL を運用管理するための Operator が複数リリースされています。 PGO は PostgreSQL Operator の 1つであり、データベース運用の大変な部分である HA、バックアップ/リストア、監視などの機能を備えたデータベースを簡単に作成できるだけでなく、YAMLファイルによってインフラを宣言的に管理できます。 本講演では、K8s の基礎知識から PGO の機能や使い方、注意点を解説します。
【B3】「shared_buffersの適正値」を探る旅
(PostgreSQLエンタープライズコンソーシアム)
毛呂 良寬
PostgreSQL のマニュアルでは、shared_buffers の設定値はシステムメモリの 25% が妥当と記載されています。 しかし、他の RDBMS では DB のバッファは最大化するのがセオリーとなっており、PostgreSQL と異なっています。 マニュアルやインターネットの情報を調査しましたが、25% が妥当とされている明確な根拠は見つかりませんでした。そこで、shared_buffers を変化させた時の処理性能への影響を検証し、shared_buffers の設定方針を作成しました。
【B4】国産RDB劔について
(株式会社ノーチラス・テクノロジーズ)
神林 飛志
NEDOの支援を受けて、DB関係者有志+各大学研究機関で開発されている次世代RDBである Tsurugi(剱)ですが、いよいよ2023年3/Eには、どうにかリリース、 という運びになりつつあります。 このTsurugiはPostgress互換です、という立て付けですが、何がどう互換で、 そもそもどういう作りですかね、ということの解説になります。 従来のRDBのようなmonolithicな構造ではなく、 通信/制御系サーバ(Tateyama)・SQLコンパイラ/実行計画生成管理モジュール(Jyogasaki)・ トランザクションエンジン(Shirakami)・logging(Limestone) 等々のコンポネントベースでのアーキテクチャになっており、 様々なアクセス方法・利用方法が提供されます。 内容が膨大であるので、全部の解説は到底無理ですが、構成や触り等々ぐらいはなんとか時間内で(ry
(カンファレンス運営より)
劔については 2019年の PostgreSQLカンファレンスで一度講演いただきました。 2019年の講演資料もご参照ください。
【T1】PostgreSQL開発者がPostgreSQL 15の新機能を徹底解説
(Amazon Web Services)
澤田 雅彦
2022年10月リリース予定のPostgreSQL 15には、 ロジカルレプリケーションの大幅改善や、MERGEコマンドなど、 多くの新機能が導入されています。 本セッションでは、PostgreSQL 15に導入されている新機能について、 実際にPostgreSQLの開発に携わっている開発者が徹底解説します。
【T2】PostgreSQLのバグとの付き合い方 ~バグの調査からコミュニティへの報告、修正パッチ投稿まで~
(NTTデータ)
藤井 雅雄
PostgreSQLを使っていて、バグと思われる事象に遭遇したことはないでしょうか? 本講演では、そのようなイザ!というときのために知っておきたい、 PostgreSQLのバグとの付き合い方を説明します。
- バグだと思ったら ・・・ PostgreSQLのバグの確認方法
- コミュニティに共有しよう ・・・ バグ報告のやり方
- 修正パッチを書いてみよう ・・・ パッチ提供と議論
【T3】PostgreSQLの権限管理 ~ アカウントの操作とRow Level Securityの活用 ~
(合同会社HaveFunTech/株式会社リンケージ)
曽根 壮大
PostgreSQL 14からROLEを使ったアカウント作成や権限管理が簡単にできるようになりました。 それと合わせてPostgreSQLの便利な機能の一つであるRow Level Security(RLS)の活用方法をご紹介します。 このセッションでは以下の説明を行います。
- PostgreSQLのROLEを使ったアカウントを作成と権限の基本
- RLSの概要と実際の活用方法
- セキュリティにおけるGRANTの注意点
【T4】PostgreSQLパラメータチューニング入門
(NTT OSSセンタ)
清野 裕貴
PostgreSQL を安定して運用管理していくためには、 パラメータチューニングの知識が必須となります。近年、 様々なマネージドデータベースの登場により、データベース 運用管理者が直接postgresql.conf に触れることも少なくなりました。 しかし、データベースの最適な設計・安定した運用・迅速な トラブルシューティングのためには、各パラメータに理解があることが重要となります。 本講演では、PostgreSQL のパラメータについて、設定上のポイントや注意点を解説します。
■お問い合わせ
その他各種お問い合わせは以下で承ります。
JPUG カンファレンス担当:
Email: jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp
以下でもご質問ください。
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