PostgreSQL Conference Japan 2013

PostgreSQL カンファレンス 2013

イベントの種類 Convention
日時 2013年11月08日
開始: 10:00 終了: 21:00
場所 東京 (八重洲)
連絡先名称 PostgreSQLカンファレンス2013運営チーム
連絡先Eメール jpug-pgcon@ml.postgresql.jp
連絡先電話番号 03-5979-2729
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iCal (Mac OS X)
 

2013 年 11 月 8 日(金)に PostgreSQL の総合カンファレンスを東京にて開催いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました! ただいま 講演資料と動画 を公開しております。

PostgreSQLカンファレンス2013

 

昨年春の PostgreSQLカンファレンス2012 、昨年秋の PgDay 2012 Japan に引き続きまして、2013年秋に PostgreSQLの総合カンファレンスを開催いたします。

本カンファレンスについてのお知らせは、本Webページに掲載するとともに、pgsql-jp@postgresql.jp メーリングリストjpug-users@postgresql.jp メーリングリストにて、逐次配信いたします。

チケットはローソンチケットにて販売しています。当日まで購入可能ですが、例年、開催間近に売り切れがでておりますのでお早めにお求めいただけましたらと思います。

→ 本イベントは終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました!
ただいま 講演資料と動画 を公開しております。

 

概要

日時 2013年 11月 8日 (講演 10:00 ~ 18:00、 懇親会 ~ 20:00

場所 AP東京八重洲通り (東京都 中央区) 11F

講演 午前 1トラック、午後 3トラック にて14講演

参加 300名 (一般参加定員 200名 予定)

参加費  3,000円 (ローソンチケット L35899 )

主催 特定非営利活動法人 日本PostgreSQLユーザ会

協賛

 プラチナスポンサー: 株式会社アシスト

ashisuto

 ゴールドスポンサー: 株式会社NTTデータ    SRA OSS, Inc. 日本支社

 シルバースポンサー: PostgreSQLエンタープライズコンソーシアム   株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラリ

  

 メディアスポンサー: DB Online   @IT   gihyo.jp

      

スポンサー募集

スポンサー募集は終了いたしました。

なお、日本PostgreSQLユーザ会の協賛会員様には、別途に会員口数毎の無料参加枠をご用意いたします。

 

プログラム

以下の講演を予定しております。

 

10:00 - 10:10 開催挨拶
10:10 - 11:00

K1: キーノートセッション PostgreSQL 9.4 and the Postgres community 

11:00 - 11:50

K2: 企業内でPostgreSQLの活用を推進するポイント  ~ PostgreSQL と Oracle Database を併用されるお客様の取り組み ~

  トラックA トラックB トラックC
13:00 - 13:50 A1: 証券取引のバックオフィスのおける、OracleからPostgreSQLへのマイグレーション B1: DB統計情報取得/可視化ツール pg_statsinfo と pg_stats_reporter のご紹介 C1: pgpool-IIで高可用性・高性能システムを構築しよう
14:00 - 14:50 A2: データ分析プラットフォームとしてのPostgreSQL ヘルスケアデータベース構築の事例から B2: もう安心!DB安定稼働に向けたPostgreSQL性能診断 C2: PostgreSQLでスケールアウト -Postgres-XCの紹介-
15:00 - 15:50 A3: PostgreSQLによるHadoopを利用した大規模データ分析機能PG Inter-Analyticsの紹介 B3: NTTデータの技術の粋を集めたPostgreSQLサーバ「GresCube」のご紹介 ~ GresCube は、DBユーザの声にいかに応えているのか? ~ C3: Windows PowerShell 言語による PostgreSQL Access Class の開発
16:00 - 16:50 A4: PostgreSQL でオープンデータ XML/JSON を使いこなす B4: PostgreSQLに関するサポート事例のご紹介 C4: PostgreSQLにおける透過的データ暗号化の実装
17:10 - 17:40

クロージング(ライトニングトーク「LISTEN/NOTIFYの間違った使い方」「DBスキーマをバージョン管理したい!」「#define NUM_BUFFER_PARTITIONS  16」「pg_rewindの話」/閉会挨拶)

18:00 - 20:00 懇親会

 

 

講演募集

通常講演の募集は終了いたしました。沢山のご応募ありがとうございます。

ライトニングトークのスピーカーを募集しております。

17:10 ~ 17:40 のクロージングセッションの中でライトニングトークを実施いたします。
氏名、5分間での発表内容のタイトル、概略を記載して jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp 宛てに「ライトニングトーク応募」メール表題にて、10月末日までにお申込みください。

発表者におきましては、懇親会をご招待(無料)とさせていただきます。ただし、入場チケット(またはスポンサーによる招待入場登録)は必要となります。皆様のお気軽なお申込みをお待ちしております。

 

参加募集

入場チケットを 10月1日から ローソンチケットにて販売しております。ローソン・ミニストップ の Loppi端末または、ローチケ.com サイトにて購入できます。

 

 発売期間:  2013年10月1日~2013年11月8日(当日)

 価格: 3000円 (懇親会費は含まれません)

  Lコード:  35899      講演名: 「PostgreSQL カンファレンス 2013」 

 

懇親会

18:00 より、同会場(別の部屋)にて懇親会を開催いたします。

会費は当日に集めますが、こちらのページにて事前の登録が必要となります。

 

 お問い合わせ

日本PostgreSQLユーザ会 カンファレンス担当:

  jpug-pgcon at ml.postgresql.jp

 

 プログラム詳細

 

K1: キーノートセッション PostgreSQL 9.4 and the Postgres community

講師: Peter Geoghegan  (Heroku) [スライド] 

(英語での講演/逐次通訳あり)

Peterさんはデータベース設計の専門家で、PostgreSQLのメジャー貢献者の一人です。現在Heroku社(本社サンフランシスコ)に勤務しています。Heroku社は主として開発者向けの各種ツール、サービスを提供しています。
PeterさんはPostgreSQLコミュニティに焦点をあて、そのコミュニティについてとそれに対してご自身が貢献したこと、さらに次のメインリリースとなる9.4についても大局的にお話をいただく予定です。

 

K2: 企業内でPostgreSQLの活用を推進するポイント  ~ PostgreSQL と Oracle Database を併用されるお客様の取り組み ~

講師: 徳原 茂之 (株式会社アシスト データベース技術本部) [スライド]

アシストでは1972年の設立当初より企業システムの中核であるデータベース管理システム(DBMS)の重要性を認識し、オープンシステムの発展を見据え 1987年から Oracle Database の販売とサポートを提供しています。 2009年からは、オープンソースDBMSであるPostgreSQLのサポートサービスを開始するなど、企業ユーザが安心してオープンソースDBMSを 利用できる環境を提供する取り組みを行っています。

本セッションでは、PostgreSQL と Oracle Database の併用利用を開始するお客様向けに提供しているPostgreSQL標準ガイドラインのコンサルティングサービスから技術的なトピックや、導入企業の取り 組みのポイントなどをご紹介します。

なお、本セッションのアンケートをご回答いただいた方から抽選で10名様にPostgreSQL、Oracle Database、MySQLのSQLやプロシージャの違いが分かる書籍「SQL逆引き大全363の極意」を、1名様に「SI Object Browser for Postgres」のライセンスを進呈いたします。

 

 

A1: 証券取引のバックオフィスのおける、OracleからPostgreSQLへのマイグレーション

講師: Ian Barwick (イアン・バーウィック) (SBIジャパンネクスト証券株式会社)

SBIジャパンネクスト証券(株)は2007年設立、取引額1000億円/日の 私設取引システム(PTS)を運営する証券会社です。

弊社ではオープンソースを活用して外部ベンダ への依存を減らし、強力な 社内技術チームを作り上げました。しかしバックエンドのデータベースだけ はOracleを使用していたので、2012年から、数千万レコード/日 を処理しつつ数テラバイトのデータを使った様々な業務分析を行う、基幹システ ムの代替データベースについて検討を始めました。

本講演ではOracleの代替としてPostgreSQLを選択した理由とマイグレーション作業全般について、計画立案から作業中に発生した 課題と解決策まで含めて説明します。また、今回の取り組みが企業文化とその基盤に与えた有形無形の利益にも触れます。

 

A2: データ分析プラットフォームとしてのPostgreSQL   ヘルスケアデータベース構築の事例から

講師: 永安 悟史 (株式会社ミナケア)

今日、日本政府の成長戦略に「データヘルス計画」という言葉が入るほど、医療・ヘルスケア分野におけるデータベースおよびデータ分析の重要性が高 まってきています。株式会社ミナケアでは、健保組合様向けにレセプトや健康診断などのヘルスケア関連データを活用した分析およびコンサルティングサービス を提供しており、その技術基盤としてPostgreSQLを活用しています。

本講演では、アナリティクス向けデータベースやデータ分析アプリケーションの構築・運用におけるPostgreSQLのメリット・活用ポイントをご 紹介するとともに、PostgreSQLやOSSを活用したデータ分析・アナリティクスのためのスキルセットやプロジェクトの進め方について、弊社での事 例を基にご紹介いたします。

 

A3: PostgreSQLによるHadoopを利用した大規模データ分析機能PG Inter-Analyticsの紹介

講師: 中山 陽太郎 (日本ユニシス株式会社 総合技術研究所) [スライド]

ビッグデータ処理として、近年、並列処理フレームワークであるHadoopを用いた大規模データ処理が認知されるようになってきました。Webログのよう な大規模な非構造化データは、Hadoopを用いることで、効率よく処理することができます。一方、企業内ではRDBMSが主流であるため、Hadoop とRDBMSをうまく連携させることができれば、今後、企業におけるビッグデータの利用が進むと考えられます。

そこで、私たちは、PostgreSQLからHadoop上の大量のデータを、SQLを用いて一元的に分析処理するための仕組みである、PG Inter-Analyticsを開発しました。この仕組みを用いることで、HDFS上に配置された大規模非構造化データに対して、MapReduce に よる分散処理を意識することなく、PostgreSQLからデータ分析を実行させることが可能となります。 今回、PG Inter-Analyticsに基づく分析処理の例として、Webログデータのセッション分析から行動履歴パターン抽出を行うWeb行動履歴分析関数を 実装しています。この関数は、PostgreSQLからストアド関数として呼び出され、出力結果は、Hadoop上のデータを外部テーブルとすることで実 現しています。利用者は、通常のローカルのデータベースを処理するように、Hadoop上でデータ分析処理を実行させることができます。

今回の講演では、PG Inter-AnalyticsによるHadoop上のデータを利用するための仕組みを中心に説明いたします。講演の流れとして、まず、Hadoopによ るビッグデータ処理として分散ファイルシステムや MapReduce の概略について説明します。続いて、PG Inter-Analyticsの目的とアーキテクチャについて説明し、またその実証として、今回開発したWeb行動履歴分析関数の説明と、Webログデータへの適用例についてお話します。そして最後に全体のまとめを述べます。

 

A4: PostgreSQL でオープンデータ XML/JSON を使いこなす

講師: 国府田 諭(こうだ さとし) (埼玉大学 環境科学研究センター研究員) [スライド]

総務省の「次世代統計利用システム」を PostgreSQL/PostGIS で活用する事例を紹介します。

次世代統計利用システムは今年6月に試行が始まった公的統計の画期的な提供方法で、オープンデータの推進を掲げ、各種統計を Web API 経由でXML/JSON で提供するものです。PostgreSQL は両データ型を標準で扱え、最新バージョン 9.3 では JSON処理関数・演算子が備わります。また PostGIS のラスタ型は、同システムが提供するメッシュデータを GIS で活用するのに最適です。 オープンデータ統計にぴったりの PostgreSQL/PostGIS の使い方とは? 入門的内容を含めて解説します。

 

B1: DB統計情報取得/可視化ツール pg_statsinfo と pg_stats_reporter のご紹介

講師: 近藤 光正 (NTT OSSセンタ) [スライド]

本講演では、DB統計情報取得ツールである pg_statsinfo と、取得した統計情報のレ ポート作成ツールである pg_stats_reporter を紹介します。
PostgreSQL は内部で様々な統計情報を取得していますが、それらをデータベースのチューニングや運用に役立てるためには一定間隔でスナップショットとして保存したり、 それらをレポート結果として出力するためにはレポート作成用のSQLやグラフ作成等の作業が必要になります。pg_statsinfo と pg_stats_reporter はこれらの作業を自動化し日々のデータベース運用の手助けをします。
本講演では機能概要やインストール方法からツールの基本設計まで幅広く紹介します。 また DBT-2 ベンチマークを実行したデータベースのレポート結果を交えながら、レポートの見方や勘所についても紹介します。

 

B2: もう安心!DB安定稼働に向けたPostgreSQL性能診断

 

講師: 松添 隆康、 今井 大嘉 (関電システムソリューションズ株式会社) [スライド]

コスト削減と特定ベンダーからの依存状態の脱却を目指し2011年4月からPostgreSQLに取り組んでいる当社が現在、商用DBからPostgreSQLへの移行やPostgreSQLの運用においてDBの処理性能を担保できるよう対策を講じております。 本トラックでは、性能トラブルの予兆を事前に検知するためのPostgreSQL性能診断の勘所とpg_statsinfoツールについてご紹介します。

 

 

B3: NTTデータの技術の粋を集めたPostgreSQLサーバ「GresCube」のご紹介 ~ GresCube は、DBユーザの声にいかに応えているのか? ~

講師: 藤井 雅雄 (株式会社NTTデータ ソリューション&テクノロジーカンパニー 基盤システム事業本部 第三技術統括) [スライド]

NTTデータは、10年以上に渡るPostgreSQLの経験やノウハウを詰め込んだ DB製品「GresCube」(http://oss.nttdata.co.jp/grescube/) を 本格販売予定です。

本講演では、GresCube の開発背景や特徴を紹介しながら、 以下のようなDBユーザの声にGresCube がどのように応えているのか 解説します。

・99.999%(年間停止時間5分15秒)の”可用性”を実現したい

・SQL実行性能を”安定化”させたい。突然の性能劣化は困る

・PostgreSQL初心者だけど”短期間に”DBサーバを構築したい

・故障は”確実に”そして短時間に原因究明してほしい

・高レベルなサポートを”長期間”提供してほしい

・DBサーバの運用/監視情報は”分かりやすく”表示してほしい など

アピールポイント

・【必見】NTTデータの10年以上に渡るPostgreSQLノウハウを一気に学べる絶好のチャンス!

・【最新】本格販売間近!GresCubeの最新機能・販売メニュー世界初披露!

・【技術】世界の最先端で活躍するPostgreSQLコミッタ藤井雅雄氏を講演者におむかえ!

 

B4: PostgreSQLに関するサポート事例のご紹介

講師: 杉山 貴洋 (株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ 公共ビジネス本部 第三システム部) [スライド]

弊社では、PostgreSQL関連のサービスとして、「OSSミドルウェアサポート・サービス」や「Postgres Plusサポートサービス」などを提供しており、多数のご契約をいただいております。 本セッションでは、サポート・サービスにおいてPostgreSQLのサポートをご契約いただいたお客様のご質問の中から、「性能劣化」「パラメータ設計」「障害時運用」について焦点を当て、実際の事例を交えて解説します。

 

C1: pgpool-IIで高可用性・高性能システムを構築しよう

講師: 石井 達夫 (SRA OSS, Inc.日本支社) [スライド]   [動画]

PostgreSQLは単体の高機能データベースとして出発しながら、今やレプリケー ション機能も装備して可用性の向上、検索負荷分散も可能となりました。
更にpgpool-IIを併用することにより自動フェイルオーバ(運用負荷の軽減)、更 新クエリの自動振り分け(アプリケーションの修正の最小化)、コネクションプー リング、負荷分散、クエリキャッシュ(性能向上)が可能となります。反面、複 数のPostgreSQLを扱うこと、pgpool-II自体の設定が必要なことから、システム の設計、導入、運用の難易度が上がっているのも事実です。
そこで本講演では、pgpool-II 3.3から導入されたインストーラを使った基本2 台構成から、3台以上のpgpool-IIを利用した大規模なマルチマスタ的な構成ま で、クラスタシステムの設計、導入、運用の勘所をわかりやすく説明します。

 

C2: PostgreSQLでスケールアウト -Postgres-XCの紹介-

講師: 勝俣 智成 (NTTソフトウェア株式会社) [スライド]  [動画]

大規模なデータを扱う場合、1台のPostgreSQLでは性能を出し切れないことがあります。近年のPostgreSQLの性能改善に伴い、スケールアップが可能になってきていますが、高価なサーバが必要となります。 このようなことから、PostgreSQLをスケールアウトできる仕組みに期待が集まっています。 本セッションでは、PostgreSQLでスケールアウトさせるソフトウェアPostgres-XCの紹介をします。Postgres-XCの概要・アーキテクチャをはじめ、現在実装されている機能をデモを含めて紹介いたします。

 

C3: Windows PowerShell 言語による PostgreSQL Access Class の開発

講師: 阿部 哲也 (福井精華学園 啓新高等学校) [スライド]  [動画]

データベースはサーバ管理に大変に有効ですが,その使い方が問題となります。Windows にはサーバ管理に特化したPowerShell があり,サーバ管理用のコマンドやライブラリが充 実している上に,.NETライブラリを直接利用できるので非常に強力なツールですが,難点 がないわけではなく,それをカバーする工夫は有用です。
PowerShell 言語はコマンドシェル用のコマンドの側面と,バッチ処理用のプログラミン グ言語(スクリプト言語)の側面を併せ持ちますが,プログラムでは,SQL文のエラーで 実行が停止しないなどデバッグ面で難しさがあります。そこで,以下の方針でPowerShell 言語によるPostgreSQL Access Classを開発しました。

  1. 接続やSQL文の実行を一つのメソッドにまとめたり,SELECT文で取得したデータを,キーが列名のハッシュテーブル(DataTable オブジェクト)で返すなど,PowerShell からのPostgreSQLの利用を容易にする。
  2. プログラムの使用では,SQL文のエラーでプログラムの実行を停止するとともに,エラーを起こしたSQL文を出力するなど,SQL文のデバッグを助ける要素に力点をおく。
  3. コマンドシェル上での対話的な使用にも,プログラムでの利用にも違和感なく使えるように両方に必要な機能を備えるほか,クラス拡張機能を設け,多彩な利用方法に対応できるようにする。

PowerShell 言語はクラス定義できませんが,開発者Bruce Payetteがその著書で紹介し ている方法を拡張し,擬似的に定義する方法でクラス化を実現しました。また,PostgreSQLへの複数の接続法法(ODBCとNpgsql)を簡単に選択できる機能も実装しました。
講演では,このクラスの利用例として,職場で使っている自作のツールを紹介します。
終わりに,講演を機にBSDライセンス規定に従ってオープンソースとして公開する予定で準備を進めています。

 

C4: PostgreSQLにおける透過的データ暗号化の実装

 

講師: 綱川 貴之 (富士通株式会社 データマネジメント・ミドルウェア事業部) [スライド]  [動画]

PCI DSSなどのセキュリティ要件やクラウドでの安全なデータ管理のため、今後は日本でもデータベースの暗号化が求められてくると考えられます。 PostgreSQL には pgcrypto という暗号化機能がありますが、アプリケーションの変更が必要で、性能への影響も小さくありません。 そこで、富士通は商用製品で提供されている「透過的データ暗号化」機能を PostgreSQL に実装し、アプリケーションンの変更を不要に、オーバーヘッドを極小に抑えることに成功しました。 講演では、暗号化のニーズやユースケース、透過的データ暗号化の実装方法、およびデモによる利用方法をご紹介します。 (※本機能は、現時点では PostgreSQL ではなく、PowerGres Plus という商用製品にて ご利用いただけます)

 

ライトニングトーク

「LISTEN/NOTIFYの間違った使い方」 (ぬこ@横浜)

「DBスキーマをバージョン管理したい!」(桑田 誠)  [スライド]

「#define NUM_BUFFER_PARTITIONS  16」(堀川 隆)

「pg_rewindの話」(ミカエル・パキエ)