日時:2016年2月18日(木) 19:00-20:30
場所:SRA OSS
参加理事:14名
清末、片岡、武田、小山、多度、桑村、
石川、坂田、田中、高塚、安齋、喜田
(途中退出) 永安 第3号議案まで参加
加賀 第2号議案まで参加
委任状 :5名
曽根、安藤、本間、村松、大垣
議長:永安理事、片岡理事
永安理事が途中退出されたため、第2号議案以降は片岡理事が議長を務めた。
書記:喜田理事
定足数を満たすことが確認され、議事が開始された。
なお、議案の主担当理事が途中退席する都合で、
第3号議案、第2号議案、第1号議案の順に、以降昇順に議案が審議された。
第3号議案 PGカンファレンス アジア版の開催について(永安理事)
発起人としてNTT OSSセンタの久田氏、逸見氏より提案の趣旨が説明された。
JPUGが賛同するかが審議され、主担当を武田理事とし協力することが決定された。
発起人側ではより具体化した企画を進めることとなった。
以下、審議された詳細を記載する
・提案の趣旨
PostgreSQL20周年を記念し、国内の主要団体である日本PostgreSQLユーザ会
(JPUG)および、
PostgreSQLエンタープライズコンソーシアム(PGECons)が合同で国際カンファレ
ンスを
開催するものである。
・開催の意図
国際カンファレンスとすることで海外から開発者を招聘すること、
世界の開発者に日本およびアジア圏の活動を広報することが挙げられた。
・審議における検討材料
他地域の開催実績では、EUのコミュニティが母体となりEU圏各国のローカルコ
ミュニティを
巻き込んで開催しており、アジア圏でも同様の方法がとれることが期待できると
された。
近年の実績では、中国のローカルコミュニティが400人規模の集客で開催してい
ることが
確認された。近年活動が活発なインド、インドネシア等も主要な参加候補として
挙げられた。
本提案は、2016年3月に開催が決定しているPGDay.Asia(シンガポール)との関連
はないことが
確認された。PGDay.Asiaの発起人である永安理事は、JPUGが主体となって日本国内で
国際カンファレンスを開催することについては中立的な立場であり、理事会の決定に
従うことが表明された。
なお、参加理事より、以下の意見が提示された。
・各団体が同日に隣接した会場で開催することで、運営は各団体が例年通り行う
方法でも
参加者にとっては選択肢が増えるメリットがある。
・JPUGでは、例年カンファレンス実行委員を組織し運営しているため、複数団体
の共同で
開催する場合も、同様の進め方ができるものと考えられる。
・アジア圏から講演者を招聘する場合、ビザの発行が課題となるため継続検討が
必要である。
・時期の決定と会場の確保は早急に行う必要がある。2017年春頃が候補として挙
げられた。
久田氏より、以下の状況が共有された。
・PGEConsでは、広報部会にて検討中であり、次回運営委員会で審議されるとの
こと。
・海外講演者を招聘することが元々予定されていたため、その予算はPGEConsで
確保されている。
第2号議案 日本語ドキュメントへの貢献者クレジットタイトル記載について(田
中理事)
田中理事より、翻訳貢献者名を個人名および企業名など本人の希望する形で
日本語ドキュメントに記載する議案が事前提示された。本議案を受け、現状の
著作権表記や法律上の課題を挙げた加賀理事の指摘に基づき対応が審議された。
現行の対応として、翻訳物著作権は「日本PostgreSQLユーザ会」にあるものとし
「日本語ドキュメントに対する貢献者」という表記で個人名および企業名などの
本人の希望する形で記載することが承認された。
なお、記載される対象者は本人の希望に基づくものとし、過去バージョンまで
遡及して全ての翻訳者を記載することは行わない。また、記載を希望する者は
JPUGに対し著作者人格権を行使しない旨を提示することが条件とされた。
本議案を審議するにあたり、現行の翻訳物の著作権についてのJPUGの見解は以下
である
ことが確認された。
・現在の日本語ドキュメントには、英語ドキュメントは本家開発コミュニティの
著作権であるが、翻訳物の著作権について明記されておらず、和訳も本家と捉
えられる。
・フランス語版翻訳は本家コミュニティに著作権があるような記載があり、日本のみ
独自に著作権を主張することが問題ないかが議論された。
日本の法律上、著作権を持てるのは個人か法人でなければならず、メーリング
リスト
ベースのコミュニティである本家は著作権を持てないため、JPUGの著作権とす
ることは
他コミュニティへの説明となり得ることが確認された。
・翻訳した当人および所属組織が著作権を有するような記載では、将来において
日本語ドキュメントがそれら翻訳者の共同著作物とみなされ、公開や出版の対応に
制限が生じる可能性が指摘され、それを避ける策が検討された。
・日本の著作権法では、著作人格権は翻訳者に自動的に発生し、また譲渡もでき
ないと
考えられるため「JPUG に対して著作者人格権を行使しない」というコンセン
サスが必要。
第1号議案 中国地方DB勉強会 in 山口の追加予算について(曽根理事)
2/27(土)に開催が予定されている中国地方DB勉強会 in 山口について、
曽根理事が講師を担当されることが決まったため講師交通費の追加が
申請され、承認された。
第4号議案 九州地方DB勉強会(清末理事)
清末理事より、下記の勉強会を企画中の旨が報告され、開催の承認依頼と
講師旅費交通費が申請された。
実施日が4月となるため、2016年度予算での承認が別途必要であることが確認され、
暫定承認とされた。
・日時: 4/9(土) 15:00-18:00
・会場:福岡市中央区中央区大名2丁目11-25 新栄 ビル 4F キャッチアッ
プ会議室
・開催内容
MyNAの坂井氏に登壇いただく予定であり、PostgreSQLとMySQLの比較等を扱
う予定
・参加予想人数 : 20~30名程度
・費用申請
会場費は、会議室を提供して頂き無料です。
PostgreSQL側講師は喜田理事(例年の旅費交通費で約6万円)、清末理事(旅
費不要)
第5号議案 ウェブコンテンツ分科会で使用するサーバの契約更新(桑村理事)
桑村理事より、Webコンテンツ分科会でCMSの移行検証で使用しているVPSサーバーの
契約期限が近い事が挙げられ、契約延長することが承認された。
多度理事よりCMS移行の進捗が確認され、Drupal8の正式版がリリースされ、当初
の構想に
近い形で実現する目途が立ち、具体的な作業に進むことが桑村理事より回答された。
第6号議案 勉強会分科会で開催する合宿の諸費用について(坂田理事)
理事会承認済みの合宿予算(講師交通費・旅費、および会議室使用料)について、
講師旅費に含まれない備品代(アメニティ・浴衣貸出など)がかかることが確認され、
承認された。
第7号議案 OSC東京の準備状況について(喜田理事)
2/26(金)-28(土)に参加するOSC東京について、両日ブースのみ、講演なしである
ことが
確認された。配布物としてPostgreSQL 9.5プレスキットの和訳を用意することと
なった。
また、本件に関連して、過去バージョンでドキュメント分科会で対応していた
プレスキットの和訳タスクについてや、過去の分科会のルールが記載された
ドキュメントの項目が指摘され、現行ルールに更新することが確認された。
全ての議案が審議され、議長より閉会が宣言された。
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